話し方教室(東京)「ロジックツリーで、ロジカルコミュニケーション!」
ロジックツリーとは
ロジカル・シンキングのツールとして良く使われるものに、ロジックツリーがあります。
ロジカルに分析や検討を行うには、原因と結果、目的と手段、全体と部分を押さえていくことが大事になりますが、その展開を視覚化していく手法がロジックツリーです。
ロジックツリーを使うメリット
ロジックツリーの良い点は、
・思考の過程・範囲・深さを視覚化できる。
・共同作業で作成することができ、会議に使える。
・自分の考えの偏りや癖が分かる。
・問題の本質を発見できる。
・問題の全体像が明確になる。
・議論のずれを修正できる。
などです。
ロジックツリーで、ロジカルコミュニケーション
ロジックツリーでは、モレなく、ダブりなく物事を考えます。ですので、その習慣が身に付けば、仕事のミスがなくなり、業績が上がります。
また、ロジカルな話し方が身に付き、報告やプレゼン、交渉の場面でのコミュニケーション力や説得力が向上します。さらに、全体を俯瞰して深く考えるようになりますので、社内外に「代案」を提案することがうまくなります。
ロジックツリーの種類
WHYツリー、HOWツリー、WHATツリーというものがあります。問題解決には、WHYツリーとHOWツリーを使うのが一般的です。
WHYツリーは、「なぜ」と考えながら原因を追及していきます。「なぜ」を何回も繰り返すことで、真の原因を突き止めることができます。
HOWツリーは、「どうやって」と考えながら、解決策を探っていきます。「どうやって」を何回も繰り返すことで、よりよい解決策を多く導き出すことができます。
ロジックツリーの注意点
ツリーの上部は上位概念、ツリーの下部に進むにしたがって下位の概念で整理していきます。無駄なようでも、思いつく限りの要素を網羅しておくことです。要素のいらない部分は検討して切り捨てます。初めから考えないのと、検討してから切り捨てるのでは、大きな違いがあります。
ツリーが下部に向かって進むときに、WHYツリーは結果と原因、HOWツリーは目的と手段の関係が、必ず成立しているようにします。
思い込みや経験則、独断ではなく、客観的に進めていくことが大事です。5ステップぐらいまで分析すると、深いロジックツリーが出来上がります。
論理的な思考のプロセスを「見える化」するロジックツリー。ぜひ皆さん、チャレンジしてみてください!
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