会議・ミーティングの話し方教室(東京)|会議司会者・ファシリテーターの基礎知識!

ファシリテーターとは

社内会議の司会が輪番制のところも多いと思います。順番が回ってきたときに、さすが!と思われるような司会をしたいものですね。

充実した会議を行うために必要なコミュニケーション能力を「ファシリテーション」能力と言います。またその任にあたる人を「ファシリテーター」と呼びます。今回は、ファシリテーターに必要なことについてご紹介しましょう。

ファシリテーターの役割

会議司会の役割は、参加している様々な立場の人から意見を漏れなく引き出して、討論を活発にしたり、討論の流れを逸脱しないように調整したり、より良い結論や相互理解を促したりすることです。

また、時間調整も大事な役割です。初めにタイムスケジュールを述べ、途中で進行状況を参加者に伝えて、会議の前進を促す必要があります。

ファシリテーションに役立つ言い回し

スタートの声掛け、議論の交通整理、目的の確認など、本筋を意識してゴールに導くために定型的な言い回しがあります。それを覚えておけば会議の進行に役立つでしょう。

「定刻になりましたので、会議を始めます」
「今日は、○○と△△について話し合います。終わりの時間は□です」

「○○についてご意見はありませんか」
「そこについて、もう少し詳しく話してください」

「そろそろ、議論を本筋に戻しましょう」
「その話は、次の機会にお願いします」
「決定したことは、○○です。次回は~。ご協力ありがとうございました」

ファシリテーターの話し方

司会は、参加者が聞き易いように、口を大きく動かして、抑揚や発音をはっきりさせ、ゆっくり区切って話す話し方をしてください。

発言している人を遮って議事を進行しなければならない時もあります。そんな時は、はっきり伝えないと議論が停滞してしまいますので注意してください。

司会が、「微笑み」を絶やさずにいれば、あがり症の人でも安心して発言できるようになり、会議のムードが、明るくソフトになってきます。ファシリテーターのスマイルは大事です。

ファシリテーターの熱意

会議が成功するかどうかは、ファシリテーターと参加者の「会議を成功させたい」という熱い想いにかかっています。

ファシリテーターは、常にファシリテーションの技術を磨き、会議を成功させようという熱意と責任感を持って、司会を務めることが大事なのです。

■ 記事関連・話し方講座/管理職専門・話し方教室

■ 話し方教養講座提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)/話し方教室教養講座・スタッフ委員会