話し方教室東京 入門講座「ビジネスの話し方・伝え方!『報告』上手になる」
正しく「報連相(ホウレンソウ)」を実践する
「ホーレンソー」とは、「報告・連絡・相談」を略したものです。上司へのホーレンソーを徹底することは、社会人としての基本となっています。
報告をするときに、時系列をたどってダラダラ話す人や、事実と憶測を混同して話す人をよく見かけます。このような報告では、混乱を招くだけでなく、重大な損失につながる可能性もあります。
では、どうするか。答えは、話し方を工夫することです!そうすることで、事実を明確に伝達し、ミスを事前に防ぐことができます。
今日は、簡潔を旨とした本学の話し方教室で教えている”報告の極意”を紹介します。
報告のマナー
まずは、報告を行う上司に「今、報告を行ってもよいか」、都合を聞きます。
そして、用件が複数にわたる場合、「報告が3件と相談が1件あります」といったように、用件数を先に話します。たとえ簡潔な報告でも、報告が何件も続いたら、相手はいつ終わるのかと困惑します。
複数の用件を伝える時には、「1つ目の報告は~、2つ目は~」というように「ナンバリング」をすることを忘れないでください。
また、時系列での報告は内容がダラダラしてしまい、重要なポイントが不明瞭になりがちです。ですので望ましくはありません。報告は、結論から伝えることにしましょう。
うまい報告の話し方
まず、あまり好ましくない報告の例をご紹介します。
「本日の申込数は計画をはるかに上回っており、ネットで商品が話題になっていることから、明日はもっと多くの申込がある見込みです」
これを、うまい報告に言い換えると、次のようになります。
「本日の申込数は計画の2倍でした。これは私の推測ですが、明日は計画の3倍の申込がありそうです。なぜなら、ネットで商品が話題になっているからです」
上の例では、申込数がどれだけあったのかが漠然としてしまっています。できるだけ客観的なデータや定量的な報告を心がけましょう。
また、報告内容が自分の憶測なのか事実なのかを明確にしましょう。「私の予測ですが」、「状況から推測しますと」がキーワードになります。
このように、報告ひとつをとっても多くのコツがあります。ビジネスの基本の話し方をスピードマスターしたい人は、本学の話し方教室に通われるのがよいでしょう。
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