会議・ミーティングの話し方教室(東京)|会議司会・ファシリテーションの心得!
明日から実践できる会議司会の「心得」
社会に出ればプレゼンで人前に立つことは少なくないでしょう。
しかし、人前に立つ機会はそれだけではありません。急に明日の会議で司会をやってくれないか、なんてポロッと重要な役割を任されてしまうこともあるのです。
事前に知らされていれば、話し方教室にでも通ってあらかじめ司会をするための準備も出来ようものですが、急に明日と言われてしまえば、どうすることも出来ません。
そんな方のために、これだけは押さえておきたい!会議司会の基本をご紹介します。
会議司会の「役割」を把握すること
司会とは、場を取り仕切りながらも、その存在は脇役である、というさじ加減の難しい役割です。とは申せ、まったく手が出せないというわけでもありません。基本を知っていれば、最低限の役割をこなすことは充分可能です。
司会者は時間管理を任されます。そのため、時計は司会者の必需品です。会議司会なら、何時から何時まではこのような内容の話を、と大体の目安をきちんと立てておきます。
しかし、時間はあくまでもひとつの目安です。内容を話し合う際に、良い流れが出来ている場合は、もう時間だからと議論に割り込んではいけません。その会話がどう落ち着くのかを見計らって、次へと進行して行きましょう。
司会者は、大勢の人の前で進行をします。その際の話し方は、ゆっくり、ハッキリと何を言っているのか分かるようにすることが大切です。何を言っているのか分からなければ、司会としての役割を果たすことが出来ません。
特に、あがり症の人は緊張すると話す時に早口になります。そこを意識し、ゆっくりとした口調で、司会の声に耳を傾けている人へと視線を送ります。会場を見渡すように遠くへ視線を置くと、落ち着いた印象になります。
また、会議司会者は、公平な立場である必要があります。片方の意見に賛成する素振りや、逆に否定的な態度はしないことです。
司会者はその場の流れを作る役割であり、会議をどのように進めたら互いが納得する結論が出るのか、について考えていることが大事です。
「一対一」のコミュニケーションと思うこと
司会という立場では、ひとりで多くの人を相手にしているような錯覚に陥ります。しかし、実際にはどうでしょう。司会者の声を聞いて進行を確認している人からしてみれば、それは一対一のコミュニケーションです。
ひとりで複数の人を相手にしているのではなく、ひとりひとりに語りかけていると考えてみると、違った印象になりませんか?
緊張や失敗は、訓練が足りない人にとっては恐ろしいものではありますが、一対一のコミュニケーションであると見方を変えてみると、思っていたよりも恐ろしいものではなくなるかもしれません。頑張ってください。
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