会話・雑談力の話し方教室東京|コミュニケーション心理学!「相補的交流」を学ぶ

交流分析の相補的交流

人とコミュニケーションをとっている時、「どうも会話がかみ合わない」と感じたことはありませんか。そんな時、「自分の話し方が良くなかったのだろうか」などと感じてしまった人もいることでしょう。

今回は、コミュニケーション心理学「交流分析」の「相補的交流」についてざっくりと述べてみましょう。

相補的交流とは

相補的交流を説明する前に、交流分析で用いられる「PAC」をご理解ください。「P」とは「親」、「A」とは「大人」、「C」とは「子供」を表します。

※人間は、大人であっても子供のような発言をする場合があるほか、子供であっても、大人のような発言をする場合があるため、「P」「A」「C」は、大人、子供にかかわらず当てはめることができます。

相補的交流とは、相手と自分の会話において、お互いの気持ちが通じ合っている状態を指します。それでは、「P」「A」「C」が、どのような組み合わせの時に相補的交流となるのでしょうか。

P・A・C 会話で安心感のある組み合わせは?

1.「P」「A」「C」の中で、会話をしていて心地よい関係は、「P」と「C」の組み合わせです。

例えば、「ボールペンを忘れてしまった。貸してよ」と「C」の立場で発言をした時、相手の人が「うん、いいよ」と「P」の立場で返すと、会話をしていて安心感があります。

2.また、「P」同士や「A」同士の組み合わせも、会話をしていて安心感が得られやすいものです。

例えば、子供の母親が「うちの子、外でできるゲームにハマって、夜中も外出するのよ」と夫に話した時、子供の父親は「夜中に外出!?けしからん、今すぐ叱ってやる!」と言うことがあります。

この場合、どちらも「P」なので、お互いの気持ちが通じ合います。こんな風に、相補的交流では、会話がかみあい安心感が得られるのがお分かりでしょうか。

交流分析には、知っておいて得をする概念がいくつかありますが、決してコミュニケーションの万能薬ではありません。もし学習したい方は、自己責任で学んでくださいませ。

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