話し方教室東京 コラム-英国のスカウト協会、幼児期からのコミュニケーション能力開発に着手

学校が始まる前の子供へコミュニケーションを中心に自立支援

ザ・テレグラフでは、英国のスカウト協会の取り組みについて取材。スカウト運動の幼児教育プログラムで、コミュニケーションを中心に自立を支援する。

スカウト運動の発祥とされる英国では、スカウトの数がここ10年で43%増加。2006年に446,000であったのが、近年では638,000にまで急増している。

英国スカウト協会は、新しいプログラムを発表。学校が始まる前の子どもたちの自立を促す目的で、子どもの感情的な回復力、コミュニケーション能力、語学力を向上させるというもの。また、自己制御や問題解決などのスキルを開発し、チャレンジ精神と自信を高めるように設計されている。

恵まれない児童の早期コミュニケーション能力開発

家庭環境によっては子どもへの教育がままならず、誰もが同等のレベルで学校に通うことができていない。

教育省では年間64万ポンドの資金を提供し、特に恵まれない児童の早期コミュニケーション能力の向上を支援。教育省のハインズ長官は、このプログラムが問題解決の糸口となることを期待するとコメントしている。

プログラムは試験的に行われる。288人の青少年とその家族にスペースが提供され、52人のボランティアがグループを形成して支援。保育園や幼稚園とも協力して、幼少期からスキルを身につけるための開発を行うとしている。

■ 記事関連・話し方講座/仕事で必須の2大コミュニケーション能力開発・話し方教室

■ 話し方コラム提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)/話し方コラム・スタッフ委員会