話し方教室東京 コラム-否定的なフィードバックの「伝え方」と「受け取り方」とは?
ネガティブ・フィードバックは建設的な話につなげる工夫を
ポジティブなフィードバックは簡単にすることができるが、ネガティブなものは伝えづらいものだ。誰も完璧ではなく、行動など改善する必要がある場合にネガティブなフィードバックをするが、受け取り手の立場に立って伝えるべきだ。では如何にしてネガティブなフィードバックをすると良いのか、その方法をイボネット・サンチェス氏がオーナーズ・マガジンの9月12日の記事で紹介している。
多くの上司が、ポジティブとネガティブなフィードバックを同時にする「サンドイッチアプローチ」を取り入れている。しかし、この方法の問題点は、従業員が上司の伝えたいポイントをしっかりとつかめないことだ。
一方的に従業員の問題を責めるのではなく、「生産性の低下がみえているが、何か問題がありますか。何かサポートできることはあるのか考えています」など、従業員の生産性の改善に向けたサポートなど、建設的な話につなげていくことが大切になる。
互いが尊重しあうことで、否定的フィードバックも生きてくる
上司は従業員に変わってほしいという期待をこめて、フィードバックをするが、互いを尊重して、ネガティブなものを受け入れるまでに時間を設けることが必要だ。
また、受け取り手である従業員は、ビジネスの関係維持のために、「フィードバックをしていただきありがとうございます。またお時間をあけて、ご連絡させていただきます。」と感謝の気持ちを示すと良いだろう。そうすることで、双方が改善に向けて、先に進むことができる。
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