社長・管理職の話し方教室-経営者は、学び続けなければならない

ピーター・ドラッカーの珠玉の言葉

マネジメントを発明した人。世界初の経営コンサルタント。偉大なる思想家。その人を讃える言葉はいくらもあります。しかして、その人の名は、ピーター・ドラッカー。ビジネスリーダーなら、彼の名を知らない人はいないでしょう。

ほかならぬ私も彼の多くの著作 から、少なからず薫陶を受けてきた者の一人です。彼の本には珠玉の言葉がテンコ盛りですが、その中でも、私が大好きな言葉があります。それを紹介させてください。

「経営者は経営しなければならない。経営者は学び続けなければならない。」 (ピーター・ドラッカー)

珠玉の言葉を言い換えて、スピーチに用いることができる

いい言葉ですね!この言葉は、色々と言い換えてスピーチに使うこともできます。

「管理者は管理しなければならない。管理者は学び続けなければならない。」
「コンサルタントは判断助言しなければならない。コンサルタントは学び続けなければならない。」

「医師は病気を治癒させなければならない。医師は学び続けなければならない。」
「リーダーは導かなければならない。リーダーは学び続けなければならない。」
などなど。

私の場合は、スピーチやコミュニケーション能力開発・指導に携わる身ですから、さしずめ、「指導者は指導しなければならない。指導者は学び 続けなければならない」ということにでもなるでしょうか。

私の師の言葉「深く掘るには、広く掘らなければならない」

ところで、私は、これまで自分なりに、頑張って「学び続けてきた」つもりでいます。しかしいくら勉強しても、不十分に感じているのが実際のところです。なぜなら、深く学べば学ぶほど、知らないことも増えてくるのですから。

私が若かりし頃に勤めた会社の社長が言っていたことを思い出します。「(穴を)深く掘るには、広く掘らなければならない」と。

そうなんです!物事を「深く」学ぶには、結局のところ、「広く」学んでいかざるを得ません。だからこそ、深く学ぼうとすればするほど、知らないことも増えてくる道理なのです。ですから、学び続けることに終わりはありません。私も最期(さいご)まで、精進していく覚悟でいます。

(2020/04/28ブログ更新,2014/11/25初出)

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