話し方教室東京 コラム-企業は危機管理コミュニケーションを強化しよう!

リーダーの危機管理コミュニケーション

現在、世界中にコロナウイルスが蔓延している。いまだに収束のめどがたっていないため、社会が機能不全に陥っていると言っていい。
ただリーダーとしてこの危機を乗り越えてこそ、企業の価値を示すことができる。それはすべて、コミュニケーション方法にかかってくる。

危機の際、コミュニケーションをうまく取る企業は、会社内部のみならず外部とも積極的にやり取りをしている。それは発言したことを実行する自信に裏打ちされているからで、そのように危機管理コミュニケーションのリーダーになるための方法が、3月20日のInc.に記されている。

リーダーは顧客が必要とする情報発信をすること

危機の際は、従業員や取締役会メンバーと顧客、投資家などと頻繁にコミュニケーションを取るべきである。ことを大きくしたくないからと、秘密裏に話を進めてはいけない。危機をニュース速報のように考えて、相手がどんな情報が必要なのかを自問し、どんどん発信するようにする。

またその後に続くかもしれない危機も、視野に入れないとならない。たとえばフィットネス施設を運営していたとしたら、メンバーの健康が最優先事項であることをメンバーに知らせながら、公衆衛生上の問題で一時閉鎖する可能性があることも考慮していく。

そして常に問題を発信するだけでなく、解決策を示していかなければならない。対面ビジネスであっても、現代は仮想ビジネスに変えるのに役立つあらゆるテクノロジーがある。

先程の例で言えばたとえばフィットネス施設であるならば、ヨガのクラスを直接提供できなくとも、インストラクターはYouTubeを介してストリーミングすることができるだろう。

とにかく顧客は企業側がどう危機をとらえていて、自分たちにどう対処するのかを知りたいのである。リーダーはいろいろな人の立場になって考えてみて、それぞれが何を求めているのかを自問しながら情報や解決策を発信していく必要があるのである。

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