話し方教室「慈善活動のコミュニケーションのあり方」
英国ボランティア事情
「資金援助協会」は4月12日、ボランティア団体がなぜ資金集めに事前のリサーチを行うのかについてアンケートを取り、その報告書「グッド・アスキング」を公表している。
募金活動家の9割が活動にあたりリサーチを行っている
約20万と多くの慈善団体が存在する英国。毎年3分の2、毎月3分の1の英国民が寄付を行っているという。それだけに、資金調達活動におけるリサーチやマッチングの研究が欠かせないという。
同調査は、ケント大学のブリーズ教授との協力で、300名を超える募金活動家にアンケートを取っている。
それによると90%が、募金活動に当たりリサーチを行っている。ターゲットの内訳は、「興味の対象者や裕福層など」が27%、「仕事に関連している」が26%、「委託」が22.5%。
個々のニーズや関心に合わせた効率的コミュニケーション
多くのボランティア団体の活動家は、個々のニーズや関心に合わせたコミュニケーションを生み出すことに力を入れている。
88%の活動家が、リサーチやマッチングを行うことで興味のない、または関心のない相手への情報提供やメール送信などを避け、効率的かつ効果的なコミュニケーションができると考えている。
寄付できない、興味のない人へ情報を押しつけるのはコミュニケーションとはいえず、礼儀や信用性にも欠けるからだ。
■ 記事関連・話し方講座/仕事で必須の2大コミュニケーション能力開発・話し方教室
■ 話し方コラム提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)/話し方コラム・スタッフ委員会