話し方教室東京 コラム-無意識に発する言葉を、相手がどう認識するかを理解しよう!

意識しないで発する言葉に注意する

スピーチや会話では、ジェスチャーなどの非言語に重点が置かれるが、言葉の中にも、手がかりとなる表現がある。ザ・カンバセーションでは、「あー」「ええと」などの言葉の意味について解説している。

「えー」「ええと」などの言葉は、意味のないものだが、お互いを理解するための手がかりの1つとなる。

話を中断し、言葉の検索、内容の再構成などに時間を作るわけだが、聞き手は、それが会話のどこで発生し、またその後どのように表現されるかで相手に注意を与える。また、話の始まりとして使われる。

返答の前に「ええと」という言葉を置いて話し始めると、礼儀を示しながら相手の話とは異なる意見を主張することになる。ただし、意味のない言葉のため、使用することで言葉が流ちょうになるケースと、不快になるケースがある。

スピーチやプレゼンテーションでの「意味のない言葉」は信頼性に影響する

ある調査によると、2分40秒のスピーチを分析したところ、「um(えー)」が34回、「uh(ええと)」が21回あったという。
多用すると、プレゼンテーションへの準備や相手の信頼性などに疑問を持たせてしまう可能性がある。

スピーチではプレッシャーがあるが、長時間になるほど相手への信頼性に影響を与えるため、事前に準備をし慎重に言葉を選ぶ必要がある。

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