話し方教室(東京)「夫婦関係における妻の話力・コミュニケーションスキル」

夫の話力についての復習

「夫の話力」について以前言及したことがあります。

その大前提は、妻をイコール・パートナー(対等関係のパートナー)として認識することでした。

そして夫の話力とは、妻に話題を振り、話を進め楽しむ力。また、求められれば意見を述べる力、ということでした。

今回は、妻の話力について述べてみます。

妻に必要な話力とは

妻についても、夫をイコールパートナーとして認識するところから始まるのは同じです。

外で仕事をしている妻なら、一日疲れて家に帰ってくる夫の気持ちもよくわかるでしょう。疲れてうちに帰ると、仕事の話はあまりしたくないものですし、あまり聞いて欲しいものでもありません。

ですから、夫は妻から優しい笑顔で「一日、大変お疲れ様でした!」と労ってもらうことが、一番嬉しいのです。

その後は、もし、夫から色々話せばそれを聞いてやればよいのです。
あまり話してこなければ、根掘り葉掘り聞いたり、自分のことを一方的に話すのは考えものです。

「自分の話を聞いて貰えば満足する」のが女性なら、「仕事の後は、ほっといて欲しい」のが男の気持ちなのです。

家庭での妻の話力

家庭での妻の話力とは、夫を労う話力ですし、一日あったことの中で、家族にとって重要なことを簡潔に話す話力です。

やはり「意識的に、しゃべらない(つまり、意識して喋りを押さえる)」ことも大切な話力なのです。

妻にとっては大切な話でも、夫にとってはさして大事な話でないことは少なくありません。

妻の話力も、やはり、パートナーに対する思いやり、愛情がベースになるのは同じでしょう。

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