話し方教室「科学者はプレゼンテーション能力を磨け!」
科学者のコミュニケーション・アート
WVTFは9月22日、米国バージニア工科大学で新しく開設したコミュニケーションセンターについて掲載。科学が解放された分野であることを目指すため「コミュニケーションの芸術」を学ぶ。
科学者に必要な専門家以外へのプレゼンテーション能力
今後ますます技術研究や開発がすすめられる科学分野。しかし閉鎖された世界と見なされがちだ。専門用語が多いために一般には理解できず、科学者自身も伝える手段や機会を持っていないのが現実だからだ。
科学コミュニケーションセンターは、科学者同士でのプレゼンテーションはもちろん、一般の聴衆と明確なコミュニケーションが行えるよう、学ぶためのコースが行われる。
同センターのディレクター・ラウン氏は演劇のパフォーマンス指導者であり、ボディランゲージやアイコンタクト、身体的なエクササイズやゲームなどを通して、言語以外の表現方法を指導する。
良いコミュニケーションで、科学、政治、社会の問題を解決できる
同氏は、科学分野で彼らが共有するのはデータではなく、まず研究の成果やその喜びであり、尊重し、分かち合い、その後でデータを共有するものだと語る。
今回のセンター設立に対し、良いコミュニケーションが実現できれば、科学だけでなく政治的・社会的な問題の解決にもつながるのではと期待するコメントもある。11月には同センターのプレゼンテーションを行い、一般に公開される予定だ。
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