話し方教室東京 コラム-困難な状況下での管理職と従業員とのコミュニケーションのあり方とは?
管理者はアドバイスを減らし、良い質問で従業員に気づきを与えること
新型コロナウイルスによって従業員が前例のない不確実な状況を乗り越えようとしている。その従業員との間で、このような状況だからこそ求められるコミュニケーションのあり方を、ホリー・ブキャナン氏がシーユーインサイトの記事で紹介している。
通常時よりも作業をすることが難しい状況において、従業員はアドバイスを与えられることよりも、より良い質問をされることを望んでいる。どのような決断をしようとしているのか聞いたり、決まりごとや基準などについての問題や課題を質問したりすると良い。
多くの人が求めていることは何をすべきか指示されることではなく、より良い決断をくだすための助けだ。
むやみに沈黙を破らずに、相手が話し始めることを待つこと
あなたが従業員に質問したあと、彼らは「うーん」と頭を傾けたり、空を仰いだりすることがある。そう、沈黙である。そんな時は、むやみに沈黙を破らずに、相手が話し始めるのを待つことが大切。重要なのはその人の口からでてくる言葉だということを忘れてはならない。
会話の中では小さな沈黙はいくらでもあるため、あなたが口を開く前に少し待つようにすると良い。そうすることで、「私はあなたを尊重し、あなたが話す時間を大切にする」といったメッセージを送ることにもなるだろう。
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