話し方教室東京 コラム-看護・介護従事者は「共感」の話し方・聞き方のスキルを向上させよ!
看護、介護のコミュニケーションスキルを向上させるツール
オンコロジーナースアドバイザーでは、看護従事者向けのコミュニケーションスキルを向上させるツールについて掲載している。カードゲーム方式で、グループで行うツールである。
これは、緩和医療を専門とする米国のジャスミン・ハドナル医師とキンバリーイー・コペッキー医師が共同で開発したもの。
介護・看護従事者にとって、患者や家族とのコミュニケーションの難しさがある。敏感なスタッフほど、共感と感受性が混同され、患者との感情的な関わりを避ける傾向にあり、上手く表現できないケースがある。同ツールは、共感のコミュニケーションスキルを向上させ、患者や家族とのトラブルを軽減できるという。
ディスカッションで、患者や家族の感情への対応を学び共有する
ツールはゲーム方式で、少人数で行われる。コミュニケーション専門家、または医療コミュニケーションに熟知しているものが進行役となり、グループに1人ずつカードを引かせる。
引いた人は、カードに書いてある医療現場の状況を読み上げ、各自どのような対応を行うべきかを紙に書く。その後1人ずつ書いた内容を発表し、感情に対する対応についてディスカッションしながら共有するというものだ。
カードには、共感を示す5つのテーマが定義されており、さらに患者や家族の悲しみ、不安、恐れ、怒り、不満、罪悪感など幅広い感情に対応するガイドラインとなっているという。
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