話し方教室「コミュニケーション能力は母親の体内で形成される?」

妊娠中の魚介類摂取は子供のコミュニケーション能力に影響

ニュースメディア・エクスプレスは2017年11月7日、妊娠中の定期的な魚介類の摂取が、生まれてくる子どものコミュニケーションスキルにポジティブな影響を及ぼすという、学術研究について報道している。

オメガ3脂肪酸がコミュニケーションに関する能力を発達させる

ノルウェーの公衆衛生研究所が、2,239人の妊娠女性とその子どもに対し、血液や食生活の監視を行いながら調査。その結果、1日400グラム以下の魚介類を摂取した女性の子どもは、1歳と5歳で最高レベルの言語力とコミュニケーション能力を持っていたことが明らかになった。

魚介に含まれる成分オメガ3脂肪酸が、コミュニケーションに関する能力機能を子宮内で発達させるのに役立つという、国際環境の専門誌の研究を裏付けたことになる。

魚介の種類と摂取量には注意も必要

しかし現代の魚介類は、バクテリアなどはもちろん水銀などの化学物質が蓄積されている。この研究でも出生前の水銀暴露についても考慮し、計算。出生前の低レベルの水銀暴露を前提としたうえで、5年間のコミュニケーションスキルにポジティブに関与していると発表している。

つまり注意したいのは魚介類の摂取量だ。研究結果とは逆に、高レベルの水銀暴露が子どもの言語スキルや健康に悪影響を及ぼすことも証明されている。また魚介類のほとんどは体に良いが、マグロやマスなどは水銀汚染レベルが高いことも補足している。

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