どもり・吃音・つまりの話し方教室(東京)│吃音症では脳の中で止まれのシグナルが?
MRIを用いて、吃音者の脳の反応を検査
科学関係のニュースを配信するエウレカラートは12月12日、マックスプランク研究所の研究者らが発表した、吃音・どもりに係わる研究を紹介した。多くの人は滑らかに話せることが当たり前だと思っているが、成人の1%、子どもの5%には吃音がある。
本人は言いたい言葉がわかっているのに、特に言葉の最初の音を繰り返してしまうことが多い。これまでの研究では、吃音症の人においては脳の右半球と左半球の間で活動のレベルが違うことがわかっていた。
今回の研究では、子どもの頃から吃音がある成人に、月の名前を思い浮かべてもらった。MRIで脳の活動を観察して吃音がない人と比較した結果、右半球の一部で活動が昂進、左半球にある動作の開始や終了を司る部分では活動の抑制が観察された。
脳の「止まれ」のシグナルが、吃音を引き起こす可能性を示唆
これまでの研究で、脳の右半球には行動抑制のシグナルを微調整するネットワークがあることがわかっていた。吃音がある人の脳ではこのネットワークの活動が昂進しており、活動レベルが高ければ高いほど症状も激しかった。
低い活動が観察された部分は二カ所だった。片方は左下前頭回で音声運動の計画を処理し、もう一つは運動野で実際の音声運動を制御する部分だという。
今回の研究結果は右半球から出る「止まれ」のシグナルが音声運動を阻害し、吃音を引き起こしている可能性を示している。これが吃音症の原因の一つだろうと関係者は述べている。
日本コミュニケーション学院の視点「吃音・どもり・つまり矯正のポイント」
成人の1%、子どもの5%には吃音があると記事では言っている。もっともこれはアメリカでのケース。しかし日本においても、本学の経験からほぼ同様と考えてよいだろう。
記事では、吃音がある人の脳(右半球)では「行動抑制」のシグナルを微調整するネットワークの活動が昂進しており、活動レベルが高ければ高いほど症状も激しかったと言っている。
この研究結果は、右半球から出る「止まれ」のシグナルが音声運動を阻害し、吃音を引き起こしている可能性を示しているとも言っている。
しかし、残念ながら、上記の研究は現象面を説明しただけにとどまし「原因究明」には至っていない。さように、医学的には「吃音」の原因が、いまだ解明されていない のが世界的現状なのである。
でも、ご心配には及ばない。
吃音矯正は、簡単なことではないが、きちんとした本学の「科学的メソッド」なら吃音・どもりが治ることもまた事実だからだ。本学は、31年にわたり 科学的矯正プログラムを提供し、吃音矯正で 結果を出してきた 日本でただ一つの存在。
長年、吃音に悩んでいる真剣な方には「専門特化相談」を受けられることをお勧めしたい。
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