話し方教室「議論好きはOKだが、喧嘩好きはNG」
勉強すればするほど、知らないことが増える
残暑厳しき折ですが、お変わりありませんか?
私は、本日研究会に出席していました。自分の勉強のためです。私の専門は、コミュニケーション教育とビジネス教育です。いくら勉強しても、したりません。
また勉強すればするほど、知ることも増えますが、知らないことは、もっと増えるのです。ですから、勉強に終わりなどあるわけがありません。
丁々発止の議論はいいが、人格攻撃はダメ
その道のプロフェッショナルが集まる研究会では、意見が衝突するのはしょっちゅうですし、熱く丁々発止の議論が飛び交います。
レクチャーする側も、受ける側も真剣勝負です。私は、「それほど熱くならなくても」と思うこともありますが、でも、その熱さがさらなる研究への動機づけにもつながるのです。
でも、熱くなりすぎて、研究そのものへの批判にとどまらず、相手を小馬鹿にするような人をたまに見かけますが、これはいただけません。
議論好きはかまわないが、喧嘩好きはいただけない
「議論」というものは、研究なら、その研究の中身についてだけやるもので、研究者の人格や性格に及んではいけないのです。ここが、わかっていない人は、どの世界にもたくさんいます。
また、「批判」というと、たんなる難癖ととらえている人がいるようですが、それでは、ただの言いがかりにすぎません。批判には、客観的論証がセットでなければならないのです。
論証をせずに、ただ批判だけをする人を「喧嘩好き」といい、良識ある人たちは彼らを相手にしません。
喧嘩好きはいけませんが、でも、議論は大いにしましょう。そして、自らが批判する側にまわる場合は、客観的論証もしっかりと。
そうすれば、あなたも卓越したコミュニケーターの仲間入りです!
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