話し方教室東京 教養講座-プレゼンテーション資料の活用は目的を理解し、情報量に注意せよ!
パワーポイントを用いる時は情報量に注意
ビジネス ツー コミュニティでは、パワーポイントによるプレゼンテーションに関する記事を掲載している。パワーポイントを使ってプレゼンテーション資料を作成するうえで、情報量を意識するべきであると説明している。
潜在的な投資家に対するアイデアの売り込み、経営陣のビジネスレビューをはじめ、プレゼンテーションを行う場合、パワーポイントは最も一般的なツールであるといえる。
パワーポイントのスライドショーは、簡単に作成および更新ができ、聞き手に対して視覚的効果も高い。しかしながら、パワーポイントを用いて優れたプレゼンテーション資料を作成することは容易でない。
スライドの枚数は上限15枚を目安に
パワーポイントによるプレゼンテーション資料では、情報量が重要になる。情報量は多すぎても少なすぎても、聞き手・読み手にとっては分かりにくい。
そこで、スライドの枚数は、上限15枚程度を目安にするとよい。基本的にスライド1枚あたりの情報量は、1行5単語の5行が好ましい。情報量を絞り込み、箇条書き、キーワードなどを使ってシンプルかつ明瞭簡潔に纏める。
なお、一部は、情報量が多いスライドがあっても問題ないという。ただし、その場合、全体枚数に対して5枚以下に留めることを意識する。
プレゼン資料の狙いはメッセージを聞き手に深く、正確に、理解させること
プレゼンテーションにおいて、パワーポイントによる資料には、プレゼンテーション内容を補足する、補完する役割が求められる。
つまり、パワーポイントの情報によって、聞き手の理解が深まり、話し手が伝えたいメッセージや重要事項が正確に理解される。そのためには、各スライドにストーリー性をもたせることが効果的であるという。
スライドごとにタイトルやヘッドラインを付け、聞き手に対して話の展開を明確に示す。聞き手は、スライドのタイトルやヘッドラインを介して話し手が伝える内容が分かるうえ、どのような内容を話すのかを予測できるため、聞き手の興味・関心を引き続けられる。
スライド作成では、シンプルなデザインや装飾、配色を意識する
スライドの情報量には、デザイン、アニメーション設定、配色や色の組み合わせも影響を与える。例えば、不必要に多くの色を使用すると、それだけで見づらくなる。色数が多くて煩雑な印象を与え、読み手の負担となる。
また、デザインやアニメーション設定もシンプルが良い。手の込んだデザインやアニメーション設定は、聞き手・読み手が受け取る情報量を増やす。聞き手・読み手は、話し手から興味・関心、注意が逸れ、肝心のプレゼンテーション内容が正確かつ着実に伝わらなくなる。
したがって、スライドを作成するうえでは、シンプルなデザインや装飾、配色を意識する。作成者(話し手)が少し物足りないと感じる程度が、聞き手・読み手にとって最適だろう。
また、フォントの色と背景の色は、白と黒といった反対色のように明度・彩度・色相を対比させる。文字と背景を対比する色合いにすることで、文字が読みやすくなる。
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