話し方教室東京 コラム|世界的ビジネスリーダーになるには、初期キャリアが重要!

初期キャリアが、キャリア開発に大きな影響を及ぼす

並大抵の苦労・努力では、世界的に優秀なビジネスリーダーになれない。アメリカ・リーダーシップ開発(CCL)のスニル・プリ氏は、初期キャリアがキャリアに大きな影響を与えると述べている。初期キャリアより将来を見据え、長期的視野をもってビジネス経験を積み、能力・スキルを習得することでリーダーシップ能力が際立つという。

「メイク・イット」では、初期キャリアの重要性について論じている。

初期キャリアでビジネス経験、海外経験を積む

初期キャリアでは、新しい業務や事象に対する挑戦に伴うリスクは比較的小さい。それゆえ、大きな挑戦を行い、自己の能力・スキルを試すのに最適な時期である。

プリ氏によると、世界的なビジネスリーダーは初期キャリアという機会を最大限に活用してビジネス経験を多く積み、キャリアに活かしていると説明する。

例えば、海外転勤、企業提供の留学プログラムなどは初期キャリアにて経験するのが好ましい。キャリア開発の研究によると、最高経営責任者など経営幹部の半数以上は、海外業務経験があるという。

しかしながら、異文化理解には、少なくとも2年間は掛かるといわれる。その土地の言語を習得し、文化を正しく理解したうえでビジネス経験を積むには、2年以上の歳月を要する。

業務基礎スキル習得を通じて、リーダーシップの資質も形成

初期キャリアでは、業務基礎スキルが身に付く時期である。広い視野をもって計画、戦略を正しく理解したうえで、業務を遂行することを重視する。また、業務基礎スキルの習得を通して、根気、度胸、忍耐力、探究心、信頼性・真実性などリーダーシップにおいて不可欠な資質が形成される。

リーダーとしての資質により、リーダーの人間性は高められ、周囲の信頼・信用を得られるようになる。判断力・決断力に対しては、大きな影響を与える。

話し方教室の要点「ビジネスリーダーのキャリア開発」

記事は、世界的なビジネスリーダーになるには、初期のキャリアが重要だといっている。初期キャリアの時から将来を見据え、長期的視点でビジネス経験を積み、能力・スキルを開発することでリーダーシップ能力が磨かれるという。

確かにその通りだろう。優秀なリーダーとは、ある日突然生まれるのではない。長期的な視点での自らの能力開発と、あとは人との出会い(運)によって生まれてくるものだ。

私の周りを見てもその通りだ。歴史を振り返っても、その正しさは証明されていると言ってよいだろう。

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