話し方教室東京 コラム-コーチングの効果を上げるには理論を学べ!
コーチング・コミュニケーションを効果的に実施するには
今やビジネスにおいては、コーチングは当たり前に存在する概念になっている。念のため断っておくが、コーチングはマネジメントスキルと言うよりも、コミュニケーションスキルに類する。
さて、ビジネスチームのリーダーはコーチングによってチームをコラボレーションさせていくのだが、そのコラボレーションを実践するためには、いくつかの定義を理解していなければならないと、エイティディで報じている。
コーチングに有効なY理論、コンピテンシー理論
まずは、ダグラス・マクレガーが提唱した「人間は本来は働くことが好きであり、自己実現のために自ら進んで行動する」と言う「Y理論」である。
Y理論とは、企業目標と従業員それぞれの目標が合致すれば、企業はもっと能率的に目標を達成できると言うものである。そういった環境だと従業員は、自発的に知識やスキル等を高めて実践に活かし、業績向上に尽くすようになるからである。
また、高い業績を上げる人物に共通する行動特性を意味する「コンピテンシー」の重要性も認識しないといけない。ハイパフォーマーなスタッフのコンピテンシーを分析してモデル化することで、従業員の能力値を広げていくことができるからである。
コーチングに当たってはこういった理論を組み合わせることで、効果的なチームコラボレーションを実践することができる。その結果、スムーズにチームの目標を達成することが可能となるだろう。
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