話し方教室東京 教養講座-パブリックスピーキングの基本とは、聞き手の理性と感情に訴える伝え方をすること!

聴衆規模に関わらず、パブリックスピーキングの基本は同じ

「デブレッツ」では、聴衆規模に関わらず、パブリックスピーキングの基本は同じであると紹介している。

例えば、大規模カンファレンスでのスピーチなど大人数を前にして話す場合であっても、小規模な会議でのプレゼンテーションなど少人数を相手に話す場合であっても、パブリックスピーキングの基本は変わらない。聞き手の理性および感情に訴えるような伝え方が重要であるという。

パブリックスピーキングでは、聴衆規模に関わらず、合理的かつ秩序だった議論を提示しつつ、メッセージを伝えることが求められる。ただし、理性に訴えるだけでは、最後まで聞き手の興味・関心を引き付けるのは難しい。耳を傾けてもらえずに聞き流されてしまい、メッセージは聞き手の記憶に強く残らないという。

そこで、話し手は、パブリックスピーキングを通じて、自分の個性や性格、人となりを伝えながら、聞き手に対して感情的に訴える。

聴取を前にしてもリラックスした状態で自然に話せている、聞き手の興味・関心を集められているという実感できると、自信をもって堂々と話せ、その結果、聞き手の理性および感情に訴求できる。

話し手は背筋を伸ばし、堂々と、笑顔で話す

しかしながら、パブリックスピーキングには、程度は異なるものの、どうしても緊張や不安が伴い、リラックスした状態で話すことは容易でないだろう。

緊張の中でもリラックスするには、まず、表情と姿勢が重要である。自信がない、緊張している場合、姿勢が悪く、前屈み・猫背になりがちである。猫背になると余計に身体は緊張状態となるうえ、聞き手に対して自信がない印象を与える。

話し手は、背筋を伸ばして堂々と、そして、笑顔で話すように意識する。表情筋の動きは脳に伝わり、笑顔をつくると脳は「幸せ」「自信」といったポジティブな感情が高まるといわれる。

話し手は意識して「間」を置き、効果的にメッセージを伝える

会話における沈黙が心地悪いという感情を抱く人は少なくない。パブリックスピーキングでは、なおさら、話の間、沈黙の時間を恐怖に感じるだろう。しかしながら、話の間とは無言・沈黙の時間ではなく、聞き手の理解を促す時間であり、聞き手の注意を引き付ける手段ともなる。

例えば、重要事項、キーポイントを話す前に「間」を置く、一呼吸置くことで聞き手の注意を集められ、効果的にメッセージが伝わるという。

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