話し方教室東京 コラム-コーチは何を言うべきか、どう伝えるべきかが分かる力を養え!

コーチは自分の発言の意図や伝え方を分析できる力を養うこと

トークビジネス アンド ポリティクスでは、エグゼクティブコーチのコミュニケーションに関して、能力開発ビジネス・ザ インプルーブラボの創設者に話を聞き、その指導法や考え方などを紹介している。

コーチが何を話すべきか、あるいはすべきかを教えるのではなく、発言をどのように理解し考えるか、内面を分析する力を養うことだと言う。

コーチ・トレーニングの一例:会話の遠近法

メイソン氏がやっているコーチングの1つが、即興での「会話の遠近法」だ。プレイヤーが輪になって、幸運なことと不幸なことを交互に繰り返しながらストーリーを作っていくというものだ。

例えば1人が「幸い、宝くじが当たりました」と言うと、隣の人が「残念ですが、たったの1,000ドルでした」、次の人が「でも、誕生日パーティーをするには十分な金額でした」、さらに次の人が「でも、誰も来ませんでした」、「でも、ケーキをすべて自分で食べることができました」などだ。

輪の中で会話が何度も巡り、ストーリーが盛り上がって終了した後、何が面白かった、興味深かったなど意見を交換し合う。

「幸運なこと」「不幸なこと」それぞれは1つの単純な発言だが、その率直な言葉を通して人の考え方や発想を理解・分析することを学ぶ。ビジネスで自分が何を言うべき(するべき)か、どうアプローチするべきかのスキルを身につけることができると言う。

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