話し方教室東京 コラム-「赤ちゃん言葉」でも発音や発声、話す能力が身につく可能性あり!
親の赤ちゃん言葉で、幼児の話す能力が高まる可能性がある
ニュース メディカル ライフ サイエンスでは、親が幼児に話しかけるやり方によって会話能力を高める可能性があるという、新しい研究結果について報告している。
親または大人が幼児に話しかけるとき、ゆっくりと話す、トーンを上げる、発音を誇張するなど、意識せずに普段とは違う話し方をすることが多い。こうした話し方は、「赤ちゃん言葉」として敬遠されることもあるが、幼児が言葉を理解するのに役立つ可能性が出てきた。
親が幼児に話しかけることで音声の知覚とともに発声にも刺激を与える
フロリダ大学の研究によると、幼児に対するこのような話しかけは、会話能力を身につけるのに役立つのではないかと報告している。
親や大人の音声を真似ようとすることで、幼児が自分の口から言葉がどのように聞こえるかの手がかりになっているという。
また、フロリダ大学の音声言語聴覚の研究では、幼児に話しかけることで音声の知覚とともに発声に刺激を与えているのではないかと指摘している。
周波数音を変えて乳幼児がどのような声に反応するかをテストしたところ、生後4~6か月の赤ちゃんは音を認識するだけだが、生後6~8か月の乳児は自分の声道とサイズや長さが似ている声に反応し、はっきりとした発話に共鳴することが明らかになった。
声の生成や脳の情報処理に関わり、話す能力が高まる可能性があることを示唆している。
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