話し方教室東京 コラム|有害なリーダーの特徴と、彼らに足りないもの!
従業員の半数が、有害なリーダーに愛想をつかし会社を去る
ジャーメイン・ホートン氏は、グーグルのピープル・イノベーション・ラボが分析した有害なリーダーの特徴を紹介した。2015年のギャラップ調査によれば、従業員の半数が、有害なリーダーに愛想をつかして会社を去っているという。
一貫性のない意思決定、安定しないご機嫌、自己中心的な仕事への取組みによって、しばしば最も有能な従業員を追い払っているのだ。
有害なリーダーに見られる具体的特徴
有害なリーダーの主な特徴を、次のように列挙した。
細かいところにこだわるリーダーである。チーム・メンバーの業務を必要以上にチェックし、自分のやり方を押し付ける。細かい点に至るまですべてを管理することは、関係者すべてにとって有害である。
一貫性をもって、自身の責任を取り扱うことができないリーダーだ。なんの進展もないまま、1つの仕事から次の仕事に飛び回ったり、機嫌がころころ変わるタイプ。このような劣った自己管理が、有害なリーダーの兆候と関連していることを、グーグル調査がつきとめた。
社交性のないタイプだ。より広いチームとの関連から離れ、できる限りオフィスにこもるようなタイプだ。それは周囲に弱いコミュニケーション技能と信頼不足を示唆する。
チームメンバーを自分より能力の劣る従業員で固めるタイプだ。主要プロジェクト遂行において、優秀で業務をけん引している従業員を除外し、しかも虐めるようなリーダーだ。
対照的に、最高のリーダーは「成功するチーム」とは自身が有していない様々な技術や質の高さを必要としていることを認識し、最高の能力や資質を有する人を雇う。
話し方教室の視点「有害なリーダーの本質とは何か」
1.メンバーの業務を必要以上に細かくチェックし、自分のやり方を押し付けるタイプ。
2.一貫性がない。方針や機嫌がころころ変わるタイプ。
3.社交性がなく、できる限りオフィスにこもるようなタイプ。
4.メンバーを自分より能力の劣る従業員で固めるタイプ。
上記に共通して言えることは、自分に「自信」がないという点だ。有害なリーダーとは、表面上は、自信があるように振舞っても、本音の部分では自信がないのである。
自信がないから任せられない。自信がないから一貫性がない。自信がないから社交性がない。自信がないから能力の劣る部下で固める。
リーダーシップとは影響力であり、その本質は、判断力とコミュニケーション能力にある。判断力とコミュニケーション能力に自信がないリーダーは、有害リーダー候補者だ。
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