話し方教室東京 コラム|スポーツ選手に、プレゼンテーション術を学ぶ!
多くの人は、人前でのプレゼンテーションやスピーチに苦手意識をもつ
多くは人前で話すことに苦手意識をもち、特に、内気・内向的な性格の話し手は、スピーチに対する不安、恐怖が強い傾向にある。
しかしながら、卓越したプレゼンターになる必要はない。プレゼンテーションを成功させるには全力を出し切り、自分の可能性を広げることが重要である。
ファイヤー・アップ創始者のトム・マッカーシー氏は、「ピーアール・デイリー」にて、プレゼンテーションで能力を発揮する術がスポーツ選手より学べると述べている。スポーツ選手は、極限の緊張状態のなか最高のパフォーマンスを行い、好ましい結果を出す。
身体と心の緊張をほぐす
緊張は身体と心が張り詰めた状態であり、パフォーマンスに悪影響を与える。例えば、スポーツ選手は、パフォーマンスに際して入念なストレッチ、ウォームアップを行って身体の緊張をほぐす。
プレゼンテーションにおいて、話し手が緊張状態である場合、否定的・悲観的思考になり、プレゼンテーションに対する不安・恐怖が増幅する。したがって、ストレッチ、ヨガ、散歩など身体を動かし、緊張を緩和させ、リラックスさせる必要がある。
また、身体や心の緊張をほぐすには、呼吸法が効果的である。鼻から6秒かけて息を吸い込み、2秒間止め、7秒かけて息を吐き出す。息を吐き出すことにより心身がリラックスでき、吸い込む時間より吐き出す時間を長くすることが重要である。
成功をイメージする
スポーツ選手は、自分が求める結果・成果を思い描き、緊張した心・気持ちを落ち着かせるといわれる。
それゆえ、身体がリラックスした状態にて目指すべきプレゼンテーション像を考え、成功をイメージすることは効果的である。肯定的なイメージは確信、自信を生み、結果的にプレゼンテーションの成功につながる。
特定動作により、気合いを入れる
著名な自己啓発書作家であるアンソニー・ロビンズ氏は講演・セミナー前、舞台裏にて胸を叩き、気合いを入れる。タイガー・ウッズ選手は、拳を振り上げながら「Yes」と叫び、気持ちを鼓舞する。
簡単な特定の動作は、緊張状態を緩め、気持ちを高めることができる。
話し方教室の視点「成功するプレゼンテーションのポイント」
1.極限の緊張状態のなか最高のパフォーマンスを行い、好ましい結果を出すスポーツ選手の振舞いは、プレゼンにも参考になる。
2.スポーツ選手は、パフォーマンスに際し入念なストレッチ、ウォームアップを行って身体の緊張をほぐす。プレゼンでも、同様に身体を動かし、緊張を緩和させ、リラックスさせることは大事。
3.スポーツ選手は、自分が求める結果・成果をイメージする。プレゼンでも、成功をイメージすることは効果的である。
4.胸を叩いたり、拳を振り上げながら「Yes」と叫んだり、そんな特定の動作は、緊張状態を緩め、気持ちを鼓舞することができる。
心の緊張は、身体に表れる。その身体をほぐせば、心の緊張もほぐされる。心身とは、一体不可分のものである。上記の1~4は、いずれも緊張緩和に役立つことはよく知られていることだ。皆さんも取り入れられては、いかがだろうか。
しかし、上記1~4よりも、重要な観点がある。それは、スピーチ、プレゼンの「圧倒的」実力開発だ。実はこちらの方が、よほど緊張緩和に役立つのだ。
スピーチ、プレゼンの「断トツ」の能力開発なら、プレゼンの名門・日本コミュニケーション学院東京で学ばれるのがよいだろう。
■ 記事関連・話し方講座/実戦20分プレゼンテーション能力開発・話し方教室
■ 話し方コラム提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)/話し方コラム・スタッフ委員会