話し方教室東京 コラム|危機管理のビジネスコミュニケーション!

大規模サイバー攻撃にも、効果的コミュニケーションがカギ

ワイヤー社のCEO(最高経営責任者)であるモルテン・ブロガー氏は、5月10日、サイバー上の危機管理において、効果的なコミュニケーションが最重要であることを記事にした。

2017年にウクライナ企業を標的としたランサムウェア「ノットぺチャ」の大規模サイバー攻撃が起き、大手企業等を大混乱に陥れた。

「ノットぺチャ」は、ファイルを暗号化すると同時に、感染したPCを強制的に再起動させ、身代金の要求をモニターに映し出すという悪質なものであった。

サイバー攻撃により、大手海運会社のマースクラインは2憶7千5百万ドル(約303億円)の被害に遭った。オンラインは10日間切断され、4千台のサーバー入れ替え、全システムの再インストール、45千台のPC等の新設を余儀なくされた。

殆どの企業には、適正な危機管理計画がない

ODMグループの調査によれば、危機管理計画を実施しているのは、54%の企業にすぎない。8割の経営者が、危機に巻き込まれれば、その後12カ月に亘って悪影響が及ぶことを認めている。

危機管理の重要性を認識していながら、適正なステップを踏んで、危機管理計画を展開している企業はほとんどない。

用意周到であること、充分なコミュニケーションを取っておくこと

従業員が企業の危機管理計画を十分知らないのであれば、危機に際して適切に行動することができない。危機発生後に巨額の損失を出しうるのだ。危機管理計画に則り、首尾一貫した内部手順があれば、企業内部で高度な協働が育ち、危機に善処することができる。

用意周到であること、充分なコミュニケーションが、危機管理での協働に際し賢い解決法の選択につながるのだ。

話し方教室の視点「危機管理のコミュニケーションのポイント」

1.ODMグループの調査によれば、危機管理計画を実施しているのは、54%の企業にすぎない。しかし適正なステップを踏んで、危機管理計画を展開している企業はほとんどない。

2.従業員が企業の危機管理計画を知らなければ、危機に際して適切に行動することができない。知っていても部署間の連携がとれていないと、危機に善処することができない。

3.用意周到であること、充分なコミュニケーションが、危機管理での協働に際し賢い解決法の選択につながる。

サイバー攻撃による企業の損害額は、あまりにも巨額だ。IT機器は便利なのだが、不誠実な輩が用いると厄介なことになる。まずは予防策が大事だ。それでも防げなかった時に、危機管理計画の発動となる。

立派な危機管理計画を作っても、それが実効的であるかどうかは、ふだん全社的にコミュニケーションが取れているかということで決まるのだ。

全社的コミュニケーションには、部門間の信頼関係と、各人の効率的コミュニケーションスキルがポイントになる。各人のコミュニケーションスキル開発なら、話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院東京で学ばれるのが良いだろう。

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