話し方教室東京 教養講座-聞き手を引き付け、記憶に残るスピーチをするコツ!

記憶に残るパブリックスピーキングをするには

「インク.」では、パブリックスピーキングにおいて、聞き手に対して感情的に訴求することが重要であると述べている。その方法としてのストーリーテリングのコツも紹介している。

パブリックスピーキングでのストーリーテリングは非常に重要である。聞き手の興味・関心を引き付けられるだけでなく、話し手の人間味が伝わる。聞き手が話し手の人間味を感じられると、話し手が伝えたいメッセージの印象は強まり、記憶に残りやすい。

ストーリーテリングでは伝えたいメッセージに関わるエピソードを選ぶ

ストーリーテリングの目的は、主に「聞き手を楽しませこと」「話の要点を明確にすること」である。そして、ストーリーテリングを通じて聞き手の興味・関心を引き付け、感情的に訴え掛けて理解や共感を得る。

そこで、ストーリーテリングには、パブリックスピーキング内容を裏付けしたり、説明したりする話を選ぶ。話し手が伝えたいメッセージに関わるエピソードを「5W1H」を意識して、起承転結の展開にて話す。なお、ストーリーテリングでは出来事ではなく、そこから学んだことや感じたことに焦点を置く。

そして、ストーリーテリング後は、エピソードとパブリックスピーキング内容の関連性を明確に説明してから本題へ入ると、聞き手は話の方向性、話の要点を正しく把握でき、メッセージに対する理解や共感は増し、効果的に伝わる。

例えば、スターバックスコーヒー創業者ハワード・シュルツ氏は、トラック運転手として働いていた父親が事故に遭って失業した幼少時代とスターバックスコーヒー創業への関係性を説明していることが知られている。

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