話し方教室東京 コラム|スピーチの「間」を戦略的に活用する!
スピーチの「間」を有効に活用する
「ニューキャッスル・ヘラルド」は6月5日、スピーチの手法について、スピーチの合間に発生する数秒の空白時間に焦点を当てたアドバイスを行っている。有効に活用することで印象的になるという。
スピーチの戦略的な「間」は、聞き手の理解を助ける
スピーチを上手くできる人は、話の合間にできる間の使い方を正確に処理する方法を知っているという。ではなぜ空白の時間を作るのだろうか。そこには戦略的意図が隠されている。
まずスピーチの空白が効果的な理由は、スピーチが早すぎるのを防ぐことにある。だいたい5秒間の休止を設ければ、聴衆はそれに気づくことなく情報を処理しようとする。また演説者も、情報が適切に届いているかどうか、確認することができる。
また話を終えて余った時間に困ったときは、別の話をしないこと。スピーチの方向を突然変えてしまうと聴衆は話について行けなくなる可能性があるため、要点を繰り返す、言い方を変えて再度説明すると良いという。
スピーチで困った時には、聴衆を巻き込み交流する
スピーチの最中に要点を見失ってしまうこともある。その場合は聴衆に質問することも可能だ。しかしこの場合は、恥ずかしがったり、謝ったりすることは絶対に行ってはいけないと話す。
そして質問に答えるために困惑する場合は、聴衆のほかの意見を聞くこともすすめている。自分が答える前に聞き手が何を考えているかを知りたいという意図を伝え、交流することだとアドバイスしている。
話し方教室の視点「より良くスピーチするためのポイント」
1.スピーチの空白が効果的な理由は、スピーチが早すぎるのを防ぐことにある。5秒間の休止を設ければ、聴衆はそれに気づくことなく情報を処理しようとする。演説者も情報が届いているかどうか、確認できる。
2.話を終えて少し時間が余ったときは、別の話をしないこと。スピーチの方向を突然変えてしまうと聴衆は話について行けなくなる可能性がある。要点を繰り返す、言い方を変えて再度説明すると良い。
スピーチに「間」は重要だ。速射砲のごとく、間をとらずに話し続ける人もいるが、これは自己満足。聞き手を意識しない話し手では、聞き手に伝わる情報も限られてしまうのだ。
「間」は、たまたま取るのではなく、明確に意識して取ることが大事だ。小さめの段落では△秒、大きめの段落や章では□秒、そんな風に決めて行うことが大事である。
スピーチの達人になる道は険しい。しかし、あきらめずに訓練すれば可能だ。よりよく伝わるスピーチをマスターしたい方は、話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院の専門講座で訓練されるのが良いだろう。
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