話し方教室東京 コラム|看護師は患者との話し方・聞き方のスキル向上を!

看護師にコミュニケーションスキルは不可欠

「ナーシング・タイムズ」では6月8日、看護師が患者と行うべきコミュニケーションについて、専門家がポイントを指摘している。患者と接することの多い彼らのコミュニケーションスキルを向上させることは、医療現場において必要不可欠だ。

患者とのコミュニケーションは、聞き役であること

ロイヤル・マースデン・スクールのコミュニケーションスキル講師・ロイド・アレン氏によると、患者とのコミュニケーションは聞き役であることが大切だと述べている。

患者の置かれた状況、病状、懸念事項について話をさせ、聞いたことを要約することで、理解してもらえているという安心感と信頼感を得ることができる。

患者が動揺したり多くの質問をしたりすると、状況を悪化させないために解決を急ぎがちだが、すぐに会話の主導権を握って修正モードに入るのではなく、立ち止まって耳を傾けることも大切だ。

患者の視点に同意できなくても、話をすることは患者にとって治療と同じくらい大切だと話す。

患者の感情を理解し、何を望むのかを聞き出す

そして患者の感情を理解し必要とするものを見つけることだという。患者が困難を感じているとき、「大変なのは分かります」など理解の声をかけ、今どうしたいのか、何が必要なのかを聞き出すこと。

感情的なときは会話を減速させ、よく考える・受け入れる時間を与えることで、次のステップに進みやすくなると述べている。

話し方教室の視点「看護師に求められる話し方・聞き方とは?」

1.看護師は患者の置かれた状況、病状、懸念事項について話をさせ、聞いたことを要約する。そうすることで、患者は理解してもらえているという安心感と信頼感を得ることができる。

2.患者の感情を理解し必要とするものを見つけること。患者が困難を感じているとき、「大変なのは分かります」など理解の声をかけ、今どうしたいのか、何が必要なのかを聞き出すことが大事。

患者が医師に求めるものは「腕」。つまり専門知識や技能である。しかし、看護師に求めるものは「腕」よりも「ハート(心)」、といってもよいのではないだろうか。

看護師にももちろん「腕」は必要である。しかし、それ以上に重要になるのがコミュニケーションスキルといえる。患者は身体や心が傷つき不安を抱えている。それを癒してくれるのは病院においては看護師のコミュニケーションにならざるを得ない。

そういう意味で、看護師は、医師よりもコミュニケーションスキルに精通していなければならない。本気でコミュニケーションスキル開発を目指す方には、コミュニケーションスキルの名門・日本コミュニケーション学院東京がある。ここで訓練されるのが良いだろう。

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