話し方教室東京 教養講座-今でも語り継がれる18年前のジョブズ氏による卒業式スピーチ!
(画像はPixabayより)
学ぶべき教訓があるスピーチは、時間が経っても色あせない
「インサイダー」では、アップル社共同設立者の一人であるスティーブ・ジョブズ氏の最も象徴的なメッセージについて紹介している。
2005年6月12日、ジョブズ氏はスタンフォード大学の第114回卒業式で卒業生に向けてスピーチを行い、「愛」「死」「直感」について語った。
生前、多くの印象的な言葉を残したが、なかでもスタンフォード大学の卒業スピーチは最も象徴的なメッセージであるといわれる。そのスピーチは聞き手の心に響き、18年経った今でも語り継がれている。
自分の直感を信じること、好きなことを見つけること
まず、大学退学にまつわるエピソードやアップル社を設立した経験を挙げながら、自分の直感を信じる大切さについて語った。自分の決断を信じて行動していれば、いずれ人生のどこかで繋がるという。
スピーチ内では、「将来、点と点がなんらかの形で繋がると信じること」「今やっていることが将来どこかで繋がり、実を結ぶと信じること」が重要であると述べた。
次にアップル社を追われたエピソードを挙げ、好きなことを見つける大切さについて伝えた。苦境に立たされても信念を失わず、好きなものに向かって前進するように助言した。また、好きなものが見つかっていない場合、立ち止まってはいけない。前進し続ければ、時間の経過と共に見つかるという。
スピーチの締めくくり「ハングリーであれ、愚か者であれ」
最後に、膵臓がんの診断を通じて得たものについて共有した。2004年に膵臓がんと診断され、余命数ヶ月と宣告されていたジョブズ氏は「死は我々全員に共通した行き先」と述べた。時間を無駄にせず、限られた人生を自分に忠実に生きるように、ジョブズ氏自身の思いを力強く伝えた。
ジョブズ氏は15分間のスピーチにおいて自分の人生で得た教訓をもとに3つのアドバイスを話し、「Stay Hungry. Stay Foolish.(ハングリーであれ。愚か者であれ。)」というフレーズでスピーチを締め括った。
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