話し方教室東京 教養講座-ビジネスプレゼンテーションは聞き手のニーズに基づいて伝える情報を選択せよ!

(画像はPixabayより)

プレゼンテーションは聞き手の視点で話す

「メインビズ」では、ビジネスプレゼンテーションにおいて、聞き手にとって関心の薄いテーマを話す場合、視点を変えるだけで聞き手を惹きつけられると説明している。

聞き手の興味・関心を引き付けたいなら、聞き手の視点から伝える必要がある。つまり、話し手視点ではなく、聞き手視点で話すことにより、オーディエンス・エンゲージメントを高められる。

プレゼンが興味深いか、つまらないかを判断するのは聞き手

ビジネスプレゼンが興味深いかどうか、つまらないかどうかを判断するのは、聞き手である。聞き手の視点によって決定付けられる。

例えば、話し手は、プレゼンテーションのテーマに対して専門性が高く、強い情熱をもっている。しかしながら、聞き手が話し手と同じ情熱を示すとは限らない。聞き手には、あまり関心のないテーマである可能性もある。

話し手と聞き手の情熱に大きな温度差がある状況において、話し手が自分の視点から熱く語ってしまうと聞き手は理解や共感ができず、退屈に感じてしまう。そこで、まず、プレゼンテーションの目的、ターゲットを明確にする。徹底的な聴衆分析を行い、聞き手に対する理解を深める。

プレゼンのコンテンツは「ビッグアイデア」と「行動喚起」で絞り込む

上述したように、聞き手のニーズに基づいて伝える情報を選択することが重要である。

コンテンツは「ビッグアイデア」と「行動喚起」で絞り込む。話し手のメッセージを裏付ける情報のみを選び、プレゼンテーションを聞くメリットなど、聞き手に興味・関心を持ってもらえるような理由を明確に提示する。

情報過多は聞き手の理解を妨げる。情報量が多いと聞き手の頭は混乱するため、余計な情報は排除して明瞭簡潔を意識する。

また、「行動喚起」は、聞き手の行動変容を促し、聞き手の行動を喚起させるキッカケとなる。それゆえ、聞き手の記憶に残るものにする。聞き手にとって分かりやすく、聞き手の感情に訴えるように伝える。

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