話し方教室(東京)「アイコンタクト・非言語コミュニケーションが苦手な日本人!」

アイコンタクトが苦手な日本人、という記事

ナショナル・ジオ・グラフィックニュース(サイエンスポータル 3/25/2013)に、「アイコンタクトが苦手な日本人」という記事があった。

(引用)
日本人は、欧米人に比べてアイコンタクトの頻度が低いといわれる。正面から見つめられると、日本人は相手に対して「近づきがたい」「怒っている」などと感じてしまうのが要因であることが、

東京大学大学院総合文化研究科の長谷川寿一教授や明地洋典・日本学術振興会特別研究員PD、フィンランド・タンペレ大学のヤリ・ヒエタネン(Jari K. Hietanen)教授らが行ったフィンランド人との比較研究で分かった。

-中略-

アイコンタクトは、社会的コミュニケーションの上で不可欠だ。今回の研究結果を踏まえて、研究者らは「日本人は西洋人と会った際、アイコンタクトが『怒り』を示すものではないと知っておいた方がよい」と述べ、

逆に「西洋人は日本人と会った際、日本人があまりアイコンタクトをしないのは、無意識に“近づきがたい印象”を与えないようにしている可能性を考えるとよい」とアドバイスしている。

(研究論文は米オンライン科学誌「PLOS ONE」に3月13日付けで掲載された。)

アイコンタクトを取らない人の印象

まず、「アイコンタクト」の意味は、相手の目を見る(目を見て話す)こと。

日本人のアイコンタクトの頻度が低いのは、これまでの儀礼文化や教育の違いによるものだと私(酒井)は考えている。

実は、本学でもアイコンタクトの頻度が少ないのは良くないと思っているので、訓練をしてもらっている。

なぜなら、アイコンタクトをとらないと、自信がない、嘘をついている、誠実でない、興味がない等、マイナスの印象を相手にいだかせてしまうからだ。

アイコンタクトとスマイルは、ワンセットで

ちなみに、本学では、スピーチの際のアイコン訓練は、「ワン・センテンスが終わるまでは、一人の人の目を見る」ことで訓練してもらっている。

注意しなければならないのは、「アイコンは、決して、相手を睨みつけるのではない」ということ。スマイルをたたえて、アイコンをキープするのがコツとなる。

そう、アイコン(アイコンタクト)と、スマイルは「セット」なのだ。

そう考えると、日本人のアイコン頻度が低いのは、先に述べた儀礼文化や教育のみならず、どうもスマイルができないこともその一因。そんな風に私には思えてきた。

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