話し方教室 教養講座-コラボレーションに欠かせないコミュニケーションスキル!
コラボレーション(協働、協力、協業)は、現代の職場はもちろん、日常生活においても中心的な役割を果たしています。この相互作用の効果はコミュニケーションスキルが左右するといっても過言ではありません。
効果的に聞く力
コラボレーションの基礎を築く最も重要なスキルの一つが、効果的な聞き手であることです。
つまり、アクティブリスニングです。これは、相手の言葉を注意深く聞き、理解し、適切に反応する能力を意味します。
そして、このプロセスには、非言語的シグナル(アイコンタクトやボディーランゲージ)に注意を払い、質問を通じて興味や理解を示すことが含まれます。
聞く力を鍛えることで、互いのアイデアに対する理解が深まり、より創造的で包括的な解決策を生み出す土壌が育まれます。
明確に伝える力
コラボレーションに際し、もう一つ重要になるスキルが、明確かつ効果的に自己の考えや意見を伝える能力です。
これには、簡潔かつ直接的な言葉遣い、技術的な用語や業界用語の適切な使用、そして聞き手の視点を考慮した情報の提示が含まれます。
明確なコミュニケーションには、自己のアイデアを的確に伝えるだけでなく、相手の理解を促進し、誤解を最小限に抑えることも含みます。これらは、共通の目標に向かって協力する上で不可欠です。
感情コントロールと柔軟性
コラボレーションでは、様々なバックグラウンドや視点を持つ人々との間で意見の相違が生じることがあります。
このような状況では、感情をコントロールすることが重要です。寛容性、忍耐力、そして異なる視点を尊重する姿勢は、健全なコラボレーション環境を維持する上で欠かせません。
また、柔軟性を持って新しいアイデアに対応し、必要に応じて自己の意見を調整する能力も、共同作業の成功には不可欠です。
話し方教室の視点/今日の一言
「職業人はすべて、聞く力、伝える力、感情コントロールと柔軟性を向上させなければならない」
コラボレーションの成功は、効果的なコミュニケーションスキルに大きく依存しているといえます。
上述した聞く力、伝える力、そして感情コントロールと柔軟性は、共同作業を円滑に進め、創造性と生産性を高める上で必要不可欠になります。
コラボレーションを成功させるためには、個々人がこれらのスキルを意識的に実践し、継続的に向上させることが必要です。そうすることで、チームメンバー間の信頼を深め、より、効率的かつ効果的なコラボレーションが可能になるのです。
学院総長 酒井美智雄
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