プレゼンの話し方教室(東京)「うまいと言われるプレゼンテーション!PREP法」

プレゼンスキル PREP法とは?

前回、プレゼンのコツとして「SDS法」というものをご紹介した。今回は、「PREP法」をご案内しよう。

PREPとは、Point-Reason-Example-Point の頭文字からきている。つまり、次の順番で話を構成する方法だ。

1.結論(ポイント)
2.理由
3.具体例
4.再度、結論

PREP法の使い方

ブラジルでのワールドカップは終わってしまったが、その決勝戦の勝ち負けを「事前に」予測していたとしよう。PREP法だと、こんな話し方になる。

1.結論
「決勝戦のドイツ・アルゼンチン戦では、ドイツが勝つだろう」。

2.理由
「なぜなら、サッカーの世界では、個人プレーよりも組織力で優れたチームが勝つのが一般的だからだ」。

3.具体例
・「アルゼンチンには世界最高のプレーヤーのメッシがいるが、彼に頼りすぎていて、チームの組織力はイマイチだ」。

・「一方ドイツには、世界最高といえる選手はいないものの、空きスペースにボールを出し、それを得点につなげる連携・組織力がダントツ、ピカイチといっていい」。

4.結論
「だから、決勝戦では、組織力で優るドイツが勝つことになるだろう」。

演繹法をベースとした話し方の習得

上記の例は、何かアメリカ的な雰囲気の漂う話し方だが、論理的に思えたのではないだろうか。

ご存じのように、論理構成には演繹法と帰納法があるが、このPREP法は演繹法をベースにした話し方だ。

残念なことに、日本人がもっとも苦手とする方法でもある。でも私は、若い人にはぜひ、習熟していただきたいと願っている。

ちなみに、本学では、ロジカル・コミュニケーション能力開発・専門特化コースの中でご指導しているので、トップ・ビジネスマンを目指す方には、ご利用をお勧めしたい。

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