話し方教室 教養講座-結婚披露宴での来賓スピーチのポイント!


結婚披露宴での来賓スピーチは、新郎新婦への祝福を伝える重要な役割を果たします。スピーチは、祝宴の雰囲気を盛り上げるとともに、記憶に残るものにしたいものです。

結婚式スピーチの内容・構成

スピーチの成功は準備にかかっています。まず、自分がどのような立場で話すのかを明確にし、新郎新婦との関係や思い出を交えながら、祝意を表現します。

また、聴衆を飽きさせないように、短くて簡潔なメッセージが望まれます。一般的には3分以内と思っていただくのがよいでしょう。

スピーチの内容は、まず、自分と新郎新婦の関係を簡潔に説明します。つづいて、具体的なエピソードを1つか2つ挙げ、それを通じて新郎新婦の素晴らしさや二人の関係の特別さを強調します。

そして、心からのお祝いの言葉を述べ、二人の未来への願いを込めて結びます。

温かい言葉選びと非言語コミュニケーション

来賓スピーチは、淡々と話すよりも、いかに心に響かせるかが大事です。

そのためには、丁寧かつ温かみのある言葉を選び、聴衆全員が理解できる表現にします。また、新郎新婦や聴衆とアイコンタクトをとり、適切なジェスチャーを使うことで、メッセージをより効果的に伝えることができます。

そして、聴衆の注意を引き付けるには、感情を込めた声のトーンや適切な速度が鍵になります。

スピーチの際のエチケット

スピーチの際には、エチケットを守ることが非常に重要です。新郎新婦やその家族、他の来賓に敬意を表し、すべての発言が場の雰囲気に合うよう配慮する必要があります。

そのため、不適切な冗談や個人的な話題は避けて、全てのゲストが楽しめる内容にします。また、新郎新婦だけでなく、家族への祝意も忘れずに言及します。

そして、スピーチ時間は3分以内を基準に、どんなに長くても5分以内にまとめることが大事です。

話し方教室の視点/今日の一言
「結婚式スピーチの基調は、明るく、品よく、手短に」

結婚披露宴での来賓スピーチは、新郎新婦への愛と尊敬の気持ちを伝える大切な機会です。この貴重な時間を活かして、心温まるエピソードを共有し、二人の門出を心から祝福する言葉を述べたいものです。

その際、スピーチの内容が、新郎新婦や聴衆に対して配慮が行き届いているものであることが大事です。

言葉一つ一つに愛情を込めて、新郎新婦にとって忘れられない思い出の一ページを作るための努力を惜しまないでくださいね。

学院総長 酒井美智雄

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