話し方教室 教養講座-社風を良くするコミュニケーションのコツ!
オープンコミュニケーション
企業の社風を良くするには、まずコミュニケーションがオープンであることが重要です。
オープンコミュニケーションとは、階層を超えて自由に意見が交換できる環境を指します。そのため、定期的な全体会議や部署横断的なミーティングが実施されていることが前提になります。
社員一人ひとりが何を感じ、何を考えているのかを率直に話せる文化を育てることがオープンコミュニケーションのカギとなります。
積極的なフィードバック
良い社風にするためには、積極的なフィードバックをしあえる環境は不可欠です。これには、上司から部下への定期的なフィードバックはもちろん、部下から上司へ、そして同僚間でのフィードバックも含まれます。
フィードバックでは、単に仕事の成果に対する評価だけでなく、コミュニケーションやチームワークに対する評価も行うことが大切です。
さらに、正直かつ建設的なフィードバック促進のために、匿名での意見投稿やレビューが許されていることも大事な点といえます。
コミュニケーション・トレーニング
社風を良くするには、教育とトレーニングは欠かせません。
これには、新入社員のオリエンテーションから始まり、管理職・経営幹部まで様々な研修プログラムで、教育の機会を提供することが重要です。
特に、コミュニケーションスキルのトレーニングは、社員が互いに効果的にコミュニケーションを取るための基盤になります。しっかりとプログラムを構築することが不可欠といえます。
話し方教室の視点/今日の一言
「社風を良くするコミュニケーション、トップから始めよ」
社風を良くするためには、組織の透明性を高めるオープンコミュニケーションが欠かせません。そして、それは、経営層が会社の方針や決定事項を社員に対して明確に伝え、フィードバックを求めることから始まります。
これにより、社員は自分が重要な一員であると感じ、企業への帰属意識と責任感が増すのです。これが結果として、より円滑で効果的なコミュニケーションへとつながっていきます。
良い社風は社員のモチベーションを高めるだけでなく、企業の生産性向上にもつながります。社風を良くするために経営層は、自社の「コミュニケーシのあり方」を改善することにコミットしなければならないのです。
学院総長 酒井美智雄
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