話し方教室 教養講座-「面接」試験で問われるコミュニケーションスキル!


面接試験は、応募者が単に質問に答えるだけでなく、自身のコミュニケーション能力を示す場でもあります。効果的なコミュニケーションスキルは、応募者がチーム内でどのように機能するか、また企業文化にどの程度適応可能かを評価する上で重要な指標となります。

非言語コミュニケーションスキル

面接の際、非言語コミュニケーションは応募者の自信や態度を伝える重要な手段になります。まず、視線が重要で、相手の目をしっかりと見ることで信頼感を与えることができます。

また、姿勢も自信の有無を表すため、背筋を伸ばし、前のめりになりすぎず、リラックスした姿勢を保つことが求められます。さらに、手振りや表情も情報を伝える上で重要で、オーバーなジェスチャーよりも自然な動きが好印象を与えます。

聞き手としてのスキル

コミュニケーションは双方向のプロセスであり、聞くことも話すこと以上に重要です。

面接官の質問に対して、適切に耳を傾け、理解した上で答えることが求められます。質問の意図を正確に把握し、的確な情報を提供するためには、時に質問を繰り返したり、少し考える時間を求めることも効果的です。

また、相手の言葉に対して適切に反応することで、コミュニケーションがしっかりと成立していることを示すことができます。

話し手としてのスキル

面接では、限られた時間の中で自己の適性や経験を効果的に伝える必要があります。

そのためには、言葉を選び、簡潔かつ明確に自己表現をすることが求められます。具体的な事例を交えながら、自己のスキルや過去の成功体験を語ることで、面接官に強い印象を与えることができます。

また、専門用語の使用は極力避け、すべての聞き手が理解できるように配慮することが重要になります。

話し方教室の視点/今日の一言
「コミュニケーションスキル磨き、いつやるの? 今でしょ!」

上述したスキルは、実は、面接試験においてだけでなく、職場での日常的なコミュニケーションにおいても非常に有効なものです。面接でこれらのスキルを適切に示すことができれば、その人がチームにとって価値あるメンバーであることを証明する一助となります。

そのためには、事前にこれらのコミュニケーションスキルを磨いておくことが非常に重要になります。それではじめて、実際の面接時に緊張せずに自然体で対応できるようになり、面接官に好印象を与えることも可能になるのです。

学院総長 酒井美智雄

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