話し方教室(東京)/朝礼スピーチの話材「あなたは仕事依存症ですか?」
あなたはワーカホリックですか?
私は自分のことを勤勉だと思っている。いくら仕事をしてもかまわないし、休みが必要だと特に思ってもいない。
仕事が楽しいかと問われれば、もう、楽しいとか、楽しくないとか、その次元ではないのである。私にとって仕事とは空気みたいなものだからだ。
つまり、普通、空気を吸っていることを意識している人はいないだろう。私にとっての仕事とは、やってあたりまえで、やっていることを特に意識していない対象なのだ。
こんな私をワーカホリックと言う人もいるかもしれないが、私はそうではないだろう、とずっと思ってきた。
仕事依存症の診断基準
ノルウェーのベルゲン大学の研究グループが、「仕事依存症」の診断基準を開発した。次の7つの質問である。
1.仕事のための時間をもっと作るにはどうするか、を考えている。
2.最初に意図したより、はるかに長時間仕事をしてしまっている。
3.罪悪感や不安、無気力、抑うつを軽くするために仕事をしている。
4.他人から、仕事を減らすように言われるが、耳を貸すことはない。
5.仕事を禁じられることがストレスになる。
6.仕事のために、趣味・レジャー・エクササイズに費やす時間の優先度が下がる。
7.健康に悪影響が出るほど、仕事をしている。
上記の4項目以上で、「いつも」、あるいは「頻繁にある」と回答した人は、仕事依存症の可能性大なのだという。
仕事依存症が嫌なら創業者にはなれない
私もチェックしてみて安心した。今では全部該当しないのだ。でも10年前なら、5つ程度該当していたと思う。しかし、これはやむをえなかった。
自ら起業して、事業を成長軌道に乗せ、継続的に生産性を上げていくには、起業してからの10年や20年は、どうしても仕事依存症・仕事中毒にならざるを得ない。でなければ、会社は簡単に潰れるからだ。
楽して成功はないし、「創業は難し、守成はなお難し」。これが現実なのだから。
起業・創業の醍醐味
でも創業の醍醐味もある。
すべて自分の責任で、すべてのことを決定できることだろう。そして、世の中に貢献して、成功の果実も手にすることができる。もちろん失敗の苦さを味わうことだってあるだろうが。
私は、自分で起業・創業する人生も悪くないよ!と若い皆さんには言っておきたい。
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