あがり症克服の話し方教室-あがり症・緊張に打ち勝ち、優れた話し手になれ!

やるべきことはスピーチ能力の強化

人前で話す時の、あがり症を克服するためには、スピーチ能力の向上は不可欠です。

まずは基本的なスピーチの構造を学び、クリアで簡潔なメッセージを伝える練習をすることです。聴衆に対して明確なポイントを提示し、それをサポートする事例やデータを用意することで、内容の信頼性が増し、自信を持って話すことができます。

さらに、視線の使い方や身振り手振りも重要な要素になります。視線を適切に使うことで、自信の表れとなり、聴衆との繋がりを強化できます。

また、手の動きは自分の言葉に力を加える効果があります。この技術をマスターするには、ビデオ撮影を使った自己評価や、信頼できる人からのフィードバックが有効です。もちろん、過度な動きは逆効果になるため、バランスが重要です。

人前で話す経験を増やしフィードバックを受ける

優れた話し手になるためには、経験を積み重ねることが大事です。

小さな集まりから始めて、徐々に大きな会場でのスピーチにチャレンジするなど、徐々にステップアップしていくことが大切です。また、各スピーチの後には、自分自身で振り返りを行い、どこがうまくいったか、どの部分の改善が必要かを考えます。

さらに、他人からのフィードバックを受けることも非常に重要です。特に、プロの指導者やメンターからのアドバイスは、見落としがちなポイントに気付かせてくれます。定期的にスピーチ教室などに参加し、スキルを磨き上げてください。

合理的考え方とリラクゼーションも大事

そして、考え方も大事です。あがり症は多くの人が経験する自然な反応であり、恥ずかしいことでも、隠すべきことでもありません。まずは、誰でもあがるのだ、という現実を受け入れることです。

そして、仮にあがったとしても、キチンと分かりやすく伝えることの方が大事なのだ、そう理解することです。

あわせて、自分に適したリラクゼーションも実施してください。成功した話し手の多くは、スピーチやプレゼンテーションの前にリラクゼーションの習慣を持っています。

それは例えば、深呼吸、瞑想、ポジティブな自己暗示などです。これらを取り入れることで、心を落ち着かせ、集中力を高めることができます。

話し方教室の視点/今日の一言
「人前で話す機会を逃げずに、スピーチ能力を強化せよ

あがり症を克服し、優れた話し手になるためには、スピーチ能力を強化すること。端的にいえば、これにつきます。スピーチ能力が高まれば、いつでも、うまく話せます。いつでも、うまく話せるようになれば、あがり症のことは、頭から消え去ります。

そのためには、少しでも多く話す機会を設けてください。逃げないでください。そして、毎回、話す前に具体的な準備と練習を重ねてください。そうしているうちに、いつの間にか、あがり症を克服し、堂々としたスピーカー、プレゼンターになっていますから、必ず。

学院総長 酒井美智雄

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