あがり症克服の話し方教室-スピーチの恐怖を克服し、良いスピーチをするために!

スピーチ恐怖を克服するポイント

スピーチに対する恐怖は多くの人が経験するものであり、これを克服することが成功のカギです。

恐怖の原因は、圧倒的に訓練の量が足りていないことです。この恐怖を克服するためには、まず、訓練すること。そうはいっても、いきなり沢山の量をこなすことは困難です。

そこで、当面は、丁寧で十分な準備と練習をして本番に臨むことに、取り組むことが重要になります。あわせて、深呼吸やストレッチ、体のリラックスを促すルーティンを取り入れることも効果的です。

聴衆を理解し共感を生むスピーチを

良いスピーチの鍵は、聴衆との共感を生むことにあります。スピーチの内容を聴衆のニーズや期待に合わせることで、メッセージがより効果的に伝わります。

そのためには、聴衆の関心事や立場を理解し、その上で自分のメッセージを組み立てることが大切です。例えば、聴衆が特定の問題に悩んでいる場合、その問題を解決するような情報や視点を提供することで、共感を得られます。

また、スピーチの冒頭に個人的なエピソードや感情を共有することで、聴衆との距離が縮まり、より親しみやすい雰囲気を作り出すことができます。これにより、聴衆は話し手に感情的に引き込まれ、メッセージがより強く響くようになるものです。

スピーチの構成・メッセージを明確に

良いスピーチには、しっかりとした構造があります。スピーチを聴く聴衆は、短い時間で大量の情報を処理するため、スピーチの構成が明確であることが重要になります。

具体的には、「導入」「展開」「結び」という三段の構成が効果的です。導入では、スピーチの目的や聴衆に伝えたいメッセージを明確にし、展開では具体的な例やデータを使って主張をサポートします。

そして、結びでは、スピーチの要点を再確認し、聴衆に行動を促す強いメッセージを伝えることで、スピーチ全体がよりインパクトのあるものとなります。

特に、スピーチの最後には、聴衆に持ち帰ってほしい「一つのメッセージ」を明確にし、それを強調することが重要です。

話し方教室の視点/今日の一言
「スピーチ恐怖症(あがり症)につける薬は、とにかく訓練

スピーチを成功させるためには、力量をアップさせること。そのために、定期的にスピーチを実践することで、経験値を積み重ねることが肝要です。そうすれば、自然と自信がついてきます。

そして、スピーチを実践したら、フィードバックを求めてください。スピーチ後に聞き手や信頼できる人からの意見を受け取り、自分の強みや改善点を理解することで、スキルが向上していきます。

とにかく訓練を続けること。そうすれば、誰でも良いスピーチをすることが可能になります。簡単ではないかもしれませんが、頑張って欲しいと思います。

学院総長 酒井美智雄

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