話し方教室 教養講座-相互理解のための話し方・聞き方のポイント!

適切な自己開示と言葉選び

コミュニケーションにおいて、話し方は単に情報を伝える手段以上のものです。

相互理解を深めるためには、相手に敬意を表し、信頼感を築くことが重要です。ここで重要なのは、自己開示のバランスと適切な言葉選びです。自己開示とは、自分の考えや感情、経験を適度に相手に明かすことで、親近感や信頼の構築につながります。

また、ポジティブな言葉を使うことで、相手の受け入れやすさを高めることができます。

相手の言葉だけでなく感情をも理解する

アクティブリスニングは、相手の話を積極的に聞く技術であり、相互理解の鍵となります。このスキルには、相手の言葉をただ聞くだけでなく、その背景にある感情や意図を理解しようとする姿勢が含まれます。

具体的には、頷きや「うんうん」という相槌を入れることで、相手に話しやすい環境を提供することが大切です。さらに、相手の言葉を要約して返すことで、理解を確認し、誤解を防ぐことができます。

建設的フィードバックを行う

相互理解を深めるためには、双方向のフィードバックが不可欠です。これは、自分の意見や感じたことを率直に伝え、同時に相手の意見を尊重することを意味します。

建設的なフィードバックは、批判や否定ではなく、改善や理解を目的としたものであるべきです。相手の良い点を認めつつ、もし改善点があれば、具体的かつ優しく指摘することが大切です。

話し方教室の視点/今日の一言
「相互理解のためには、相手を尊重し、相手の立場に立って考え感じよ」

コミュニケーションでは状況に応じて柔軟に対応する能力が求められます。例えば、相手の価値観を理解し、それに敬意を払いながら会話を進めることで、より深いつながりを築くことができます。

一方、文化的背景が異なる場合、直接的な表現が好まれない文化もあります。その際は、間接的な表現を用いることで、スムーズなコミュニケーションが可能になります。

さように、相手を尊重し、相手の立場に立って考え感じることが、相互理解のための最重要ポイントになります。つまり、スキルの前に、心構えがより重要。そう言ってよいと思います。

学院総長 酒井美智雄

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