話し方教室 教養講座-リーダーはコミュニケーション能力を向上させ続けなければならない!


リーダーシップにおいてコミュニケーションは不可欠なスキルであり、効果的なリーダーは自身のコミュニケーション能力を常に磨き、向上させることが求められます。

リスニングスキルを強化する

リーダーにとって最も重要なコミュニケーション能力の一つがリスニングスキルです。

部下や同僚の意見を真摯に聞くことで、彼らの期待や懸念を理解し、それに基づいて適切なフィードバックや指示を提供することができます。

また、アクティブリスニングを行うことにより、相手の言葉だけでなく、非言語的なサインや感情も読み取ることが可能になり、より深い人間関係を築くことができます。

明確かつ効果的にメッセージを伝える

リーダーは、自分のビジョンや目標、期待を明確に伝える能力を持つ必要があります。

これには、簡潔で理解しやすい言葉を使うこと、重要なポイントを強調し、混乱や誤解を避けるために具体的な例やストーリーを交えることが効果的です。

また、デジタルコミュニケーションが増える中で、書面や電子メール、ソーシャルメディアを通じたコミュニケーションも重要視されています。

感情的知性(EQ)を伸ばす

リーダーが持つべきもう一つの重要なコミュニケーション能力は、感情的知性、すなわちEQです。

これは自己認識、自己管理、社会的認識、関係管理のスキルを含みます。EQの高いリーダーは、感情を理解し、適切に管理することで、困難な状況でも冷静に対応し、部下を励まし、動機付けることができます。

感情的知性は、チームの士気を高め、組織全体の生産性向上に寄与します。

話し方教室の視点/今日の一言
「コミュニケーション能力を向上させ続けることは、リーダーの仕事と言える

上述したポイントを理解し、実践することで、リーダーは自己のコミュニケーション能力を向上させ、組織をより効果的に導くことが可能になります。

合わせて、常に変化するビジネス環境の中でリーダーは新しいコミュニケーションの形態にも適応する必要があります。たとえば、新しいコミュニケーションツールを活用し、遠隔地にいるチームメンバーとも効果的に連携を取ることも求められます。このように柔軟に対応する姿勢は、チームを前進させるために不可欠といえます。

さて、コミュニケーション能力は、一朝一夕に習得できるものではありません。しかし、意識的にスキルを磨き続けることで、必ず向上します。そして、その効果は組織全体に波及することをリーダーは忘れてはなりません。

学院総長 酒井美智雄

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