「話し方教室が教える!会議で意見を上手に伝える3つの話し方テクニック」(1分間 話し方教室東京)
「会議で意見を求められても、何をどう話せばいいかわからない」「伝えたいことはあるのに、うまく言葉にできない」。そんな悩みを抱えるビジネスパーソンは少なくありません。本学・話し方教室にも、会議での発言力や伝え方についての相談は非常に多く寄せられます。
会議は、単なる情報共有の場ではなく、自分の考えを伝え、チームに影響を与える絶好のチャンスともいえます。そのためには、話し方や伝え方を工夫することが欠かせません。今回は、会議で意見を効果的に伝えるための基本スキルをご紹介しましょう。
1. 論理的な話し方を身につける
会議での発言には、「何を言うか」だけでなく、「どう言うか」が重要です。話の筋道が通っていなければ、どれだけ良い意見でも相手には伝わりません。
結論から先に述べる
PREP法をご紹介しましょう。これは、Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)の順に話す方法です。たとえば「この施策には賛成です。なぜなら、コスト削減が期待できます。実際に昨年、同様の施策で15%のコスト削減に成功しています。だから賛成します」と伝えると、説得力が高まるのがおわかりでしょう。
一度の発言一つの主張
一度の発言で複数の主張を詰め込むと、聞き手は混乱してしまいます。まずは一つの主張に集中し、それを根拠とともに明確に伝えることが大切です。話し方を整理する力は、ビジネスシーンにおいて必須のスキルです。
2. 聞き手を意識して伝える
自分が言いたいことを一方的に伝えるのではなく、「相手にどう伝わるか」を意識することが、効果的な話し方の鍵です。
聞き手の立場や関心を踏まえる
聞き手が上司なのか、同僚なのか、あるいは他部署のメンバーなのかによって、伝え方は変わってきます。たとえば上司に対しては「意思決定に必要な情報」を意識し、同僚には「協力してもらうための理由」を明確に伝えるなど、相手に合わせた話し方を意識する必要があります。
簡潔で明瞭な言葉を使う
曖昧な表現や専門用語ばかりの話し方では、相手の理解が追いつかなくなります。シンプルな言葉を選び、短く区切って話すことで、相手にとって聞きやすい伝え方になります。特に限られた時間内で多くの情報が飛び交う会議では、「わかりやすい話し方」が大きな差を生みます。
3. 非言語コミュニケーションに注意する
言葉の内容だけでなく、非言語的な要素も、意見を伝えるうえで非常に重要です。表情、姿勢、声のトーンなども含めて「話し方」なのだ、ということを意識しましょう。
背筋を伸ばしアイコンタクト
発言するときに、周囲の参加者を見渡しながら話すことで、「自信」と「誠実さ」を印象づけることができます。また、背筋を伸ばし、うなずきながら話すと、聞き手との一体感も生まれます。本学・話し方教室では、こうした視線や姿勢のトレーニングも重視しています。
声のボリュームと抑揚でメリハリ
小さな声や単調な話し方では、相手の関心を引きつけられません。大切なところではやや強調したり、間を取ったりすることで、伝えたい内容にメリハリをつけられます。声の使い方は、とても重要であることを忘れないでください。
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