「Zoomで印象アップ!オンライン会議で伝わる話し方の極意」(1分間 話し方教室東京)


近年、リモートワークやオンライン会議が一般化する中で、ZoomミーティングなどのWeb会議ツールを使う機会が飛躍的に増えています。しかし、対面と異なり表情や声のニュアンスも伝わりづらいため、話し方の工夫がこれまで以上に重要となっています。

本学・話し方教室でも、Zoomでの話し方のポイントを学びたいという声が増えており、これは現代のビジネスパーソンにとって避けて通れないスキルと言えるでしょう。

今回は、Zoomミーティングで好印象を与え、信頼を築くための話し方のコツを解説します。

1. 声のトーンと話すスピードに注意する

オンラインでは対面時よりも相手に情報が届きにくくなるため、明瞭な話し方と聞き取りやすい声を意識することが基本です。

ゆっくり・はっきり話す

Zoomでは回線状況によって音声が途切れることもあります。早口だと内容が伝わらないリスクが高まるため、「少し遅いかな」と感じるくらいのペースを意識しましょう。

また、口を大きく開けて話すことで、発音が明瞭になり、聞き手にとって理解しやすい話し方になります。

声のトーンにメリハリを

単調な話し方では相手の集中力が途切れてしまいます。キーワードや重要な点では声のトーンを上げたり、間をうまく使ったりして、メリハリのある話し方を心がけましょう。

これにより、相手に印象を残すことができ、聞き手の関心を引く話し方になります。

2. アイコンタクトと表情を意識する

画面越しであっても、非言語コミュニケーションは極めて重要です。カメラ越しで信頼感を与えるには、視線や表情の工夫が不可欠です。

カメラ目線を意識する

話す際に画面を見るのではなく、カメラを見ることで、聞き手に対して「目を見て話している」印象を与えることができます。視線が合うことで親近感や安心感が生まれ、結果的に信頼関係の構築につながります。

柔らかな表情を意識する

Zoomでは表情の変化が対面よりも伝わりづらいため、意識的に微笑むようにしましょう。笑顔で話すことで、声のトーンも自然と明るくなり、好印象を与える話し方になります。

真剣な議題であっても、柔らかな表情を意識することで、相手もリラックスしやすくなるものです。

3. 相手を意識した話し方・聞き方を心がける

Zoomミーティングでは、話すだけでなく、聞き手に配慮する姿勢も大切です。一方的な発信ではなく、双方向のコミュニケーションを意識することで、円滑な会議進行につながります。

話の構成を明確にする

会議での話し方は、結論から話し、次に理由や詳細を述べる明快さが欠かせません。そして、聞き手が迷子にならないように、段落ごとに、話す内容を明示し、伝わる話し方を工夫しましょう。

相づちでフィードバックを返す

話し手であると同時に聞き手である場面も多いZoomでは、相手の話にうなずいたり「なるほど」「たしかに」などの相づちを挟むことで、共感の姿勢を示すことができます。

これは、対面以上に信頼を築く鍵となります。また、自分が話すときも「いかがでしょうか?」と問いかけることで、双方向コミュニケーションが実現できます。

Zoomミーティングでは、話し方がそのまま「印象」や「信頼」につながります。対面よりも“伝えにくい”環境だからこそ、話し方の基本を押さえたコミュニケーションスキルが求められています。

上述した技術を実践することで、オンラインでも効果的に意思疎通ができ、ビジネスにおける信頼関係も築きやすくなるなるはずです。チャレンジしてみてください。

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