話し方教室東京 教養講座-ジェスチャー・身振り手振り、非言語コミュニケーションの影響力!
話し手のジェスチャーは聞き手の理解・認識に影響
ジェスチャー、身振り手振りといった非言語コミュニケーションは、言語コミュニケーション以上に影響力をもつといわれる。BBCキャピタルの調査によると、太く、低い声で話すと、周囲から権威のある地位・立場であると認識される傾向にある。
ウィーン大学のマルクス・ケッペンシュタイナー氏がハンド・ジェスチャーとコミュニケーションの関係性について考察したところ、あらゆる要素を考慮したうえで、ハンド・ジェスチャーは話し手の性格、人柄・人となり(外向性、権威など)を表現する重要な要素であると立証された。
両手を上げるポーズは実際の身長より大きく見せる効果があるなど、話し手の手の動きによって、聞き手は受ける話し手の印象、話し手に対する理解・認識に大きく影響する。
ハンドジェスチャーを使う状況・頻度を見極める
話し手が特定のハンド・ジェスチャーを意識的に使う場合、話の理解・認識を深める目的ではなく、周囲に権威を示す意図がある。しかしながら、ケッペンシュタイナー氏は、ハンド・ジェスチャーを使用する状況・頻度について指摘する。
話し手が高圧的な印象を与えるハンド・ジェスチャーを多用する場合、話の内容が肯定的であっても、聞き手は否定的な内容であるとの印象を受けやすい。コミュニケーションにおいて、ハンド・ジェスチャーを使う状況・頻度の見極めが重要である。
ハンドジェスチャーがパワーポーズになる
ハーバード大学のエイミー・カディ教授は、研究を通して、ハンド・ジェスチャーが「パワーポーズ(力のポーズ)」になると報告している。
例えば、会議、スピーチなどパブリックスピーキング前に緊張、不安、恐怖を感じている場合、スーパーウーマン(両手を腰にあて、両足を大きく開く)のポーズを取ることにより、話し手は自信を高められる。
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