皆さんお元気ですか? 私なぞは元気だけが取り柄で、お蔭様で今日も元気に生きさせていただいております。
さてさて、電車の中やオフィス・ビルに、スーツの真新しい、しかもまだ体に馴染んでいない「Fresh Person」が目立つ季節となりました。
私も、そういえば、自分にもそんな頃があったんだなあと、他人事のように思い出しているこの頃です。
そんな折り、たまたま、あらためて「フレッシュ・パーソン」の意味を考えてみました。
ご存知の通り、フレッシュとは、新鮮、新しいなどを意味します。では「新鮮」な人、わけても「新鮮」な社会人とは、一体どんな人をさすのでしょうか・・・。
「ただ新人で、年が若いだけで、新鮮な人なのだろうか? いや、違う。新人でも、若くても、根性の曲がった人を新鮮というのは、無理がないか・・・」などと、とりとめがない自問自答をやってみました。
その結果、とりあえずの結論として、「フレッシュ・パーソンとは、新人で、なおかつ、素直・誠実な人」に落ち着きました。
「素直」とは、まずは口答えを先にせず、先達の言うことをよく聞いて、理解することとしましょう。最初は何もわからないわけです。批判や口答えは、状況がよくわかるようになってから行えばよいでしょうから。
「誠実」とは、字のごとく「言ったことを成す」、これでよいでしょう。つまり、言行の一致、約束を守ること、時間を守ることとしましょう。
「素直」・「誠実」というのは、何も新人だけの特権ではないですよねえ。ここいらで私たちも一度、「フレッシュ・パーソン」時代の、初心に返ることとしましょうか。
では皆さん、次号までどうぞお元気でご活躍ください。花粉症の方は、くれぐれもご自愛くださいませ。
(C)酒井美智雄