話し方教室「コミュニケーションツールとしての『絵文字』の有効性」
絵文字は、コミュニケーションツール
ザ・シドニー・モーニング・ヘラルドは4月7日、絵文字が医療や教育の現場などで、コミュニケーションツールとして研究に利用されている内容の記事を報じた。
日本発祥の絵文字、今では国際的な言語に
もともと日本から来た絵文字。簡単で簡潔な気持ちの表現方法として、今や国際的な「言語」のひとつとなっている。
「泣いて喜ぶ」絵文字は、2015年のオックスフォード・ディクショナリー・ワード・オブ・ザ・イヤーを獲得。絵文字の使用頻度と気分や先入観を最も反映した「言葉」として認められた。
デジタルの中に登場した絵文字は比較的新しい現象のように思われ、懸念される社会現象のひとつとして捉える人も少なくないが、もともと「意味を伝えるシンボル」の使用は、言語の進化とともにコミュニケーションの中核をなす古い識字形式だ。
コミュニケーションにおける絵文字の有効性
会話の中でウィンク・フェイスの絵文字を追加することで、相手に自分の今の気持ちを示す、場を和やかにするなど、状況を示すのに効果的であるという研究発表がある。
また医療現場でも、医師と患者のコミュニケーションの有効性が証明されている。そして今実施されているのは教育現場だ。
言葉の表現力が未熟な未就学児へのアンケートに絵文字で答えてもらい、幼児の視点を取り入れた児童保護教育プログラムの作成や研究に役立てている。
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