話し方教室「意思決定のリーダーシップ・タイプとは?」
意思決定のリーダーシップ4分類
ハーバード・ビジネス・レビューは4月10日、企業でどのようなプロセスを用いて戦略的な意思決定が行われているかをまとめた論文を掲載した。
研究では企業のCEO、創業者、重役など92人にたずねた。その結果を意思決定のプロセスが確立している・いない、社員の意見を取り入れる・あまり取り入れないの観点から4つに分類した。
まず、共同作業型(プロセスあり、意見を取り入れる)が30%、次に行政管理型(プロセスあり、意見を取り入れない)が15%、特設委員会型(プロセスなし、意見を取り入れる)が18%、最後にワンマン型(プロセスなし、意見を取り入れない)が36%だった。
インタビューに答えた企業は上記のように分類された。
ワンマン型以外のタイプでは、あまり大差はない
次にそれぞれのタイプが、(1)代替案の考慮(2)議論のための情報量(3)実装案の有無(4)過去の経験からの学習(5)変革を社員に伝える明確なプランがあるか、の5つの項目で評価された。
ワンマン型の意思決定が全ての項目において最もスコアが低かったが、残りの3つのタイプには明確な違いが見られなかった。
4つの意思決定のタイプにはそれぞれ一長一短あり、意志的な選択の結果でその形になったのか、さまざまな要因でそうなってしまったのかは定かでない。
研究者たちは企業が戦略的意思決定の課程を分析し、求めるプロセスが実施できているかどうかを再考することを勧めている。
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