話し方教室「企業は開かれたコミュニケーションを!」
社員へのコミュニケーションのあり方
8月30日のInc.は、事業家イーロン・マスクがテスラモーターズの従業員全員に送ったというメールについて掲載。
従業員への対応で問題になった企業に対し、コミュニケーションへの問題点を指摘している。
ビジネスコミュニケーションはスピードが命
億万長者である彼が数年前にテスラ社員に送信したメール「コミュニケーション・ウィジン・テスラ」は、企業では情報がどのように伝達されるべきか、どうしていかなければいけないかを指摘した内容だ。
企業内で情報を伝える流れには2種類あると語る。最も一般的なやり方は始めにマネージャーに伝えること。もうひとつは、ある部署の従業員が別の部署の従業員と話し、マネージャーに報告するという方法。
前者はマネージャーを強くさせる可能性はあるが、企業利益にはつながらない。後者はほかの部門のマネージャーに話し、またほかの部門に渡り、問題は流れるだけで解決しない。ここで必要なのは、敏速なコミュニケーションだという。
誰もが話せる、聞いてもらえる、オープンコミュニケーションを
従業員は皆、コミュニケーションの自由を与えられるべきだという。話すのは、自分の上司でなくほかの部門の上司でも、管理職でもよい。組織間の障壁にこだわることに対し指摘している。
従業員がお互いに対立するのではなく、企業の利益のために一緒に働く。大きな組織であればあるほど見えなくなりがちな基本姿勢を語った内容だ。
■ 記事関連・話し方講座/管理職専門・話し方教室
■ 話し方コラム提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)/話し方コラム・スタッフ委員会